スポットクーラーを購入し
「これでこの夏は、涼しく過ごせる!」
そう期待していたのに。
いざ使ってみると、
「あれっ?なんか思ったより冷えない…?」
と、がっかりした気持ちになっていませんか?
設置方法をミスると、
熱がこもったり、逆に部屋がムワッと暑くなることも。
そして、外が暑すぎるときは、
スポットクーラーの冷やす力が、足りなくなることも。
スポットクーラーは、
使い方をちょっと工夫すると、冷却効果がグンッ!とアップしますよね。
筆者も、サーキュレーターなど、いろいろ試してみて、
思ったよりも、広い範囲が冷える!
と実感しました。
この記事では、超暑がりな筆者の実体験をもとに、
スポットクーラーの冷却力を最大限に引き出す具体的なコツを紹介します。
壁掛けエアコンが使えない部屋でも、
しっかり涼しく過ごしたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
筆者は、暑さと湿気が大の苦手。
気温が28度を超えると動けなくなるタイプです。
2024年6月、初めてスポットクーラーを購入。
それまで夏には室温33度まで上がっていた部屋が、予想以上に快適に!
同じように「夏の暑さがつらい」と感じている人へ、
スポットクーラーの良さや選び方を紹介しています。
スポットクーラー以外にも、暑さ対策グッズや涼しく暮らすアイデアを調べています。
「夏がちょっとでもラクになるように」そんな思いで記事を書いています。
北海道在住。
効率的な使い方1|サーキュレーターで空気を循環させるコツ

暑い日に浴びるスポットクーラーから出る冷たい風。
とっても、気持ちいいですよね。
でも、しばらくたっても部屋全体は暑いまま。
部屋が冷えない…、おかしいな?
と思うこと、ありませんか?
スポットクーラーは、部分的に冷やすのが得意。
そのため、部屋全体を冷やす目的には、向いていません。
でも、吹き出す冷たい風をうまく循環させると、
意外と広い範囲まで、涼しくできます。
そこで役立つのが、サーキュレーター。

サーキュレーターはもう使ってる。
でも、そんなに冷えないよ?
という方。
サーキュレーターは、どういう向きで置いていますか?
今、置いている向きで涼しさが足りないなら、
試しに、風向きを逆にしてみませんか?
わが家の場合ですが。
居間と隣の和室、ふすまを開けてつなげて使っています。
図の右下緑の★のところへは、居間から風を送っても冷気は届きませんでした。
でも、和室から居間に向かって扇風機を置くと、空気が循環しいい感じに冷やせたんです。

居間の涼しい空気が和室に送れた
この図では、サーキュレーターなどを複数使っていますが、
和室から居間へ暑い空気を送るだけでも、和室に涼しい風が入っていきました。
正しく言えば、
部屋の空気全体を冷やす
のではなく
広い範囲に冷風を届ける
という感じ。
壁掛けエアコンのように、部屋全体を冷やすのは苦手。
でも、サーキュレーターで、冷風を思ったより広い範囲に届けることはできます。
ただ、部屋の形や間取りによって、最適な風向きは違ってきますよね。
サーキュレーターの位置や風向きなど、あなたの部屋にぴったりなところを探してみてくださいね。
🧊 冷房効率をあげるために
・サーキュレーターを使い空気を循環させる
・部屋に合わせて、置く角度や風向きを変えてみる
効率的な使い方2|排熱ダクトの設置と断熱
スポットクーラーは、冷風を出すと同時に熱も吐き出しています。
そこで必要なのが、排熱ダクト。
このダクトが、窓などを通じて熱を外に逃がしてくれます。
その熱を、しっかり室外に排熱しないと、
部屋がむしろ、暑くなった!
ということも。
下記の写真は、スポットクーラー設置時のわが家の排熱ダクト。
少しあった隙間を、養生テープでふさいでいます。

排熱ダクトは、熱い空気が通っているので、
室温が高い時に長時間使うと、ダクト自体が熱くなることがあります。
そのまま放置すると、熱くなったダクトが部屋の空気を暖めてしまうことも。
そうならないために、排熱ダクトを断熱するのも効果的。
少しでも室温を上げる原因を、排除しよう!
🧊 冷房効率をあげるために
・排熱ダクトは、付属の窓パネルを使ってしっかり窓に設置する。
・すき間は、断熱テープで密閉する。
・ダクトが熱くなっている場合は、断熱を巻く


もしも窓ではなく、排熱ダクトをドアなどから出す場合。
断熱カーテンなどを使って、なるべく排熱が部屋に戻らないような工夫がおすすめです。

📝 「窓パネルの注意点」については、こちらの記事で解説しています
効率的な使い方3|遮熱・遮光カーテンで外気の熱を防ぐ

日当たりの良い部屋は、とっても気持ちいい。
でもその日当たりの良さ、
夏場には、部屋の温度がグングン上がる原因の一つ!

スポットクーラーを使っているのに
部屋が熱くなる!
と感じる原因にもなります。
窓から差し込む、強烈な日差し。
その影響で、室内の温度がジワジワと上昇。
そうなると、冷房が追いつかないこともあります。
せっかく冷たい風を出しても、それ以上に外から熱が入ってきてしまうからです。
そんなときに頼りになるのが、遮熱・遮光カーテン。
名前の通り、熱や光を遮ってくれます。
遮熱カーテン:光を反射する
遮光カーテン:光をさえぎる
どちらも、室内の温度を上げづらくします。
我が家は、古い厚手のカーテンを使っています。
残念ながら、遮熱機能も遮光機能も無し。
それでも、カーテンを開けた時と閉めた時とでは、室温の上がり方が全然違います。
スポットクーラーと、遮熱カーテンや遮光カーテン。
この2つをセットで使えば、真夏の午後でも
あれ?今日は快適かも
と感じられる空間に変わりますよ。
部屋が暗くなるのが気になる方は。
遮熱カーテン(レースのカーテン)をメインに使い、遮光カーテンは少しだけ閉めるなど、試してみてくださいね。
🧊 冷房効率をあげるために
・外からの日差しをさえぎる
・遮熱カーテンや遮光カーテンを使う

効率的な使い方4|除湿モードを使って湿度カット
スポットクーラーには、冷房だけじゃなく「除湿モード」が付いている機種もあります。

冷風がいまいち涼しくない・・・
そんな物足りなさを感じたら、
除湿モードを試してみるのがおすすめ。
同じ気温でも、湿度が下がるだけで、体感温度はグッと快適になります。
「湿度」の増減は体感温度に大きく影響し、気温が高くても湿度が低ければ暑さや不快さは感じにくくなり、気温が低くても湿度が高いと寒さを感じにくくなります。
パナソニック|ポイントは「体感温度」と「湿度」!快適な室温にするためのコツとエアコンの設定温度の関係とは?
除湿や冷風、送風のモードをうまくを使い分ければ、
その分、電気代が節約できちゃうことも。
空気がなんとなくジメッとしているな⋯
と思ったら、除湿モードを試してみてくださいね。
🧊 冷房効率をあげるために
・除湿モードを使って湿度をさげる
効率的な使い方5|ネッククーラーや冷感グッズも上手に併用

スポットクーラーを使ったり、外出先から帰ってきた直後は
クーラーのスイッチを入れて、こう思うことがあるかも。
冷たい風が出るまで待つ間が、暑くてつらい…
冷風の冷たさが、少し物足りない
そんなときは、冷感グッズを一緒に使うのがおすすめ。
体を直接冷やせて、気持ちいいですよ!
冷風が出るまでの間に、体を冷やせるし、
そこまで暑くない時は、
冷感グッズ+送風モードでも涼しさを感じることができます。
そうすると、電気代の節約にもなります!
🧊 首周りを冷やすもの
ネッククーラー、クールリングなど呼び方はいろいろ。
今はもう定番になっていますよね。
首元の血管を冷やせるので、涼しさを感じることができます。
動きながら使えるのも、便利。
28度で凍るタイプや、金属製のプレートが付いたものなどあり。



🧊 冷感タオル
水で濡らした後。軽くしぼって肌につけると、ひんやりして気持ちいいタオル。
筆者は、100円ショップで売っている200〜300円くらいのクールタオルを使っています。
冷たっ!と思うほど気持ちがいいので、夏の必需品、お気に入りです。
クールタオル(ポーチ付、抗菌防臭、グリーン)ダイソーネットストア
首に巻いて使うのも便利ですが、おすすめは「太もも」。
ショートパンツを履いている時しかできませんが、
太ももにこのタオルを置くと、ヒヤッとしてとても気持ちがいいです。
\肩や膝などに掛けれる大きめタオルはこちら/


🧊 アイス枕
凍らせて使うアイス枕、氷枕。
これを、脇の下や内腿など、血管の通るところにあてていると、体がスーーっと涼しくなります。
動いている時には使いづらいですが、座っている時はおすすめ!
凍らせても固くならないソフトタイプが使いやすいです。
寝苦しい夜も、頭の下に置くよりも、内腿や脇にはさむと涼しく感じます。
ただし、太ももにはさんだまま眠ってしまうと、冷えすぎてしまう。
だから冷えすぎないように、タオルで巻いたり、寝る前にずらすなど気をつけてくださいね!

この他にも、ジェルマットや、接触冷感のクッションなど、いろいろありますよね。
あなたの生活に合うものは、どんなものでしょう?
🧊 冷房効率をあげるために
・冷感グッズで、直接体を冷やす
・さらにスポットクーラーの冷風で涼しく
・冷感グッズで体を冷やせば、送風モードでも快適に!
【購入前の方へ】部屋の広さに合った製品を選ぶ

スポットクーラーは、冷風を直接体に浴びて涼しくするタイプの冷房機器。
部分的に冷やすのが得意です。
ただし、機種ごとに「対応畳数(適した広さ)」が決まっています。
購入後に「なんだか冷えない…」と感じる理由のひとつが、冷房能力と部屋の広さが合っていないこと。
出力の小さな機種を広い部屋で使っても、なかなか効果を感じられません。
逆に、効率も悪くなり、電気代だけがかさむ…なんてことも。
あなたが使いたい「部屋の広さ」に合ったスペックを選ぶ。
快適に使うためには、それがとっても大切です。
これからスポットクーラーを購入する予定の方へ。
スポットクーラーの選び方について、こちらの記事でも説明しています。
ぜひ参考にして、あなたにあった冷房機器をみつけてくださいね。
スポットクーラーで夏を快適に!
スポットクーラーは、ちょっとした工夫で冷却効果がグッと変わります。
ほかのアイテムと組み合わせれば、冷房効率が上がったり、節電にもつながったり。
ここ最近の暑さは、つらい!を通り越して、健康に影響するレベルですよね。
冷房機器や冷感グッズをうまく使って、しっかり体を冷やそう!
そして、たっぷりの水分と、適度な塩分も忘れずに。
元気に夏を乗り切りましょうね!
暑さが大の苦手な筆者も、スポットクーラーと冷感グッズで、夏を乗り切ります!
今年の北海道の夏は・・・、涼しいといいなぁ…(切実
もしも、これからスポットクーラーを買おうかなと思っている方。
筆者が実際に使ってみたレビューも、参考にどうぞ。

