カーテンは、暑い空気や日差しを遮るのに有効です!
冷房をつけているのに、なんだか部屋が暑い…。
夏の晴れた日、冷房をつけている部屋でそんな風に感じたこと、ありませんか?
その暑さ、原因は窓からの“日差し”や“熱気”かも。
筆者は以前、
夏は、窓を開けて、風を通すのが当たり前
日中はカーテンを開け、部屋を明るくするのが当たり前
そう思い込んでいました。
でも、最近の夏は
窓を開けている方が暑い!
明るく清々しい陽の光で、部屋が灼熱に!
そんな状態になりがち。

寒い時は気持ちのいい陽の光も、夏はカーテンでしっかり遮るのがポイント。
冷房の効率を上げたい方も、冷房がない部屋で暑さをしのぎたい方も。
熱や光を効果的に遮るカーテンで、少しでも快適さをアップしてください。
🧊 この記事でわかること
🌿 遮熱カーテンと遮光カーテンの違い
🌿 カーテンの効果や上手な使い方の紹介
筆者は、暑さと湿気が大の苦手。
気温が28度を超えると動けなくなるタイプです。
2024年6月、初めてスポットクーラーを購入しました。
それまで夏には室温33度まで上がっていた部屋が、予想以上に快適に!
同じように「夏の暑さがつらい」と感じている人へ、
スポットクーラーの良さや選び方を紹介しています。
スポットクーラー以外にも、暑さ対策グッズや涼しく暮らすアイデアを調べています。
「夏がちょっとでもラクになるように」そんな思いで記事を書いています。
🧊 名前:小早川みつき 北海道生まれ、北海道在住。
「日差し」も暑さの大きな原因!昔と今では暑さが違う

昔の、真夏の学校の思い出。
日中は、窓に薄い白いカーテンをひいて、強い日差しをさえぎっていました。
外から風が入ると、ふわっとカーテンが膨らんで、その風がなんとも爽やかで気持ちがよかった。
でも最近は、外からの風が室温より熱い日もあります。
薄いカーテンだけじゃ、日差しに太刀打ちできないこともありますよね。
窓もカーテンも閉める方が、部屋が涼しく快適になることも。
部屋が暑くなる原因のひとつは、「窓から入る熱」です。
特に直射日光が差し込む窓では、その日差しがそのまま室温の上昇につながってしまいます。
筆者も以前は、
「夏は窓とカーテンを開けて、光と風を入れるのが当たり前」
と思っていました。
でも、今は、真夏の昼間はカーテンも窓も閉めています。
遮光カーテンと遮熱カーテンの違い

・外からの光と熱を遮れば、室温の上昇はグッとおさえられる。
・窓とカーテンをしっかり閉めれば、冷房の効きもぐんとアップする。
そんな嬉しい効果のあるカーテン。
普通のカーテンでも多少の効果がありますが、
暑さ対策をしっかりしたいなら、効果の高いカーテンがおすすめです。
遮光カーテンとは|部屋を暗くしたり、プライバシーを守る
光をさえぎるのが目的のカーテンです。
生地が厚いものは、外からの音をやわらげる効果もあり。
🔸 目的と仕組み
遮光カーテンは、光を遮る目的のカーテン。
外からの光を遮って部屋を暗くしたり、外に光をもらさずプライバシーを守ったりできます。
カーテン生地が厚かったり、織り目が細かかったり、樹脂でコーティングされているものや、黒い糸を織り交ぜているもの、裏地付きのものなどあります。
🔸 等級(遮光率)
光の遮る効果「遮光等級」で、よく使われるのの3つ。
- 遮光1級:遮光率99.99%以上(人の顔が判別できないほど暗い)
- 遮光2級:遮光率99.80%以上(人の顔の表情が分かる程度)
- 遮光3級:遮光率99.40%以上(多少の明るさがある)
参考:遮光カーテンのレベル(等級)ごとの違い。それぞれの効果を画像付きで解説
(パーフェクトスペースカーテン館様)
🔸 使い方例
- 朝日や西日がまぶしい部屋でのまぶしさ対策
- 昼間の室内の暗さ確保(映画鑑賞、赤ちゃんの昼寝など)
- 夕方以降、室内からの光漏れも防ぐ(プライバシー保護)
遮熱カーテンとは|熱をさえぎり、冷房効率アップ!
熱をさえぎるので、冷房効率を高めたいならこちらがおすすめ。
🔸 目的と仕組み
遮熱カーテンは、熱を遮断することを目的としたカーテン。
生地に光沢糸などを織り込んだり、密度の高い生地を使ったりして、熱を遮断します。
UVカットできるものもあります。
🔸 特徴
- 熱の侵入を防ぐことで、室温上昇を抑える
- 冷房効率が上がる
- レースのカーテンは光を通ので、室内が真っ暗にならない
🔸 目的
- 室内の温度上昇を防ぐ
強い日差しで、室温が上がるのを防ぐ。 - 冷房効率を上げる
外からの熱をブロック。冷房の効きを良くして、電気代の節約にもなる。 - 家具や床の日焼け防止
紫外線もカットできる製品が多く、フローリングや家具の劣化を防ぐ。 - 快適な室温のキープ(断熱効果)
室内の「熱を逃がさない」断熱効果で、冬の暖房の暖かさも逃さない。

🧊 遮光カーテンと遮熱カーテンの違い
遮光カーテン | 遮熱カーテン | |
遮るもの | 光 | 熱 |
主な効果 | 室内を暗くする | 室温の上昇を防ぐ |
使用目的 | 明るさの調整・光漏れ防止 | 冷房効率を上げたい 紫外線カット |
特徴 | 等級あり(1〜3級) | 明るさを残した製品もある |
カーテンの選び方|冷房効率を上げるなら「遮熱カーテン」がおすすめ
冷房をつけているのに、なんだか部屋が暑い…。
こういう経験のある人は、遮熱カーテンがおすすめ。
外からの熱を遮断してくれるので、室温の上昇がゆるやかになります。
レースタイプの遮熱カーテンを使えば、部屋が真っ暗になる心配もありません。
おしゃれなタイプもあります。
もしも、部屋の暗さが気にならないなら、遮熱カーテンと遮光カーテンを一緒に使うのもおすすめ。
カーテンとカーテンの間に空気の層ができて、さらに熱を遮断してくれます。
▶︎ おしゃれな遮熱カーテンもあります(遮熱・UVカット・ミラーレースカーテン)
(下の画像は、カーテンのネットショップcucanのリンクです)
熱を遮蔽する糸で、遮熱率25%以上の効果。
\価格もサイズもいろいろ/
あなたのお部屋のぴったりが見つかる
カーテンの上手な使い方|開ける・閉めるタイミング

カーテンは、気にならなければ1日中閉めっぱなしでもOK。
だけど、「暗いのはちょっと…」という方もいますよね。
そんな時は、開け閉めするタイミングを調整するのもおすすめ。
上手に熱を遮断すれば、冷房の効率があがり、電気代の節約にもつながります。
カーテンはいつ閉める?朝・昼・夕で時間を変えてみる
光が強く当たる時間帯や方向だけ、カーテンで日差しをカット。
そうすれば、「昼間なのに部屋が暗闇…」ということもありません。
・強い日差しが入る時間帯
・日差しが入る窓の方角
あなたの家の環境に合わせて、調整してみてください。
例えば、こんな風に。
・東向きの窓は、朝日をブロック。
・南向きは、昼前後の10〜15時ごろまでしっかり遮る
・西向きは、夕方16時以降に遮光
上で書いたレースタイプの遮熱カーテンも、部屋が真っ暗になることがないのでおすすめ。
さらに、窓に断熱フィルムを貼ったり、窓の外にシェードをプラスしたり。
組み合わせれば、冷房効率がさらにアップします。

出かけるときにも、カーテンを閉めておくのがポイント。
帰宅した時に、ムワッとした熱気にびっくり!なんてことを防げます。
クーラーが無い人へ|カーテンと冷感グッズで涼しく過ごす

最近の暑さは、できれば冷房機器を使って欲しい!
でももしも、クーラーを設置することができない場合。
体調を崩す前に、冷感グッズとカーテンのご用意を!
当たり前ですが、カーテンだけでは涼しくなりません。
でもカーテンを閉めるか閉めないかで、室温の上がり方は大きく変わります。
スポットクーラーを購入する前、筆者宅も室温が33度に。
カーテンで熱を遮断し、冷感グッズでしのいでいました。
(結構体を冷やせた)
・首:ネッククーラーで冷やす
・脇の下:小さめのアイス枕をはさむ
・太もも:ショートパンツなら、濡らした冷感タオルを乗せる
・内もも:アイス枕をはさんで冷やす
カーテンと窓を閉めて「外からの熱を入れない」。
そして、冷感グッズなどで「体を冷やす」(太い血管を冷やす)。
こんな感じの工夫で、少しでも体を冷やして過ごせました。
カーテンと冷感グッズをうまく使って、暑さを乗り切ってください!
\すでに冷却グッズの定番アイテム/

\2つ用意して、常備するのがおすすめ/

気になる疑問|100均にある?効果あるの?
カーテン、遮熱カーテンについて、気になることを調べました。
- 遮熱カーテンって高い?100均でも効果あるの?
-
高機能なカーテンでも、通常のカーテンと同じくらいの価格、数千円から売られています。
100円ショップダイソーでは、400〜700円で遮光裏地カーテンが売られています。
遮熱カーテンは見つけられませんでした。
ダイソーオンラインストア > 「遮光裏地カーテン」検索結果
(2025/06/11時点の情報です)遮熱効果のあるグッズは、100円ショップでも入手可能。
透明のプチプチ梱包材のような半透明で窓に貼る「窓ガラス断熱シート」です。簡単に取り外しできるので、賃貸住宅でもOK。
冬でも室内の熱を外に漏らさないので、暖房効果があります。 - 普通のカーテンは、使う意味はないの?
-
普通のカーテンでも、効果は多少あります。
実際に、筆者宅のカーテンは遮熱機能のないものを使っています。でも、しっかり遮熱や冷房効果をアップしたい場合は、遮熱などの機能のあるものがおすすめ。
わが家で14時くらいにカーテンを閉めた写真👇
光が透けていますが、閉めないよりも室温の上がり方が緩やかでした。
まとめ|“カーテンの力”で、部屋はもっと涼しくなる
当たり前ですが、カーテンだけでは涼しくなりません。
でもカーテンは、とても頼れるサポート役です。
カーテンを閉めるか閉めないかで、室温の上がり方は大きく変わります。
筆者自身も、自宅でそれを実感しました。
いろいろな工夫を組み合わせて、少しでも涼しくなりたい。
そして、冷房効率を上げて、電気代も節約したい!
その工夫のひとつが、窓からの熱対策です。
遮熱カーテンをうまく使えば、冷房の効率もアップします。
冷房がない部屋でも、室温の上昇をやわらげることができます。
「暑い日に窓もカーテンも閉めたら暑そう」
そう思っていましたが、試してみたらカーテンと窓を閉めた方が暑さはやわらぎました。。
ぜひ、実際に試してみてください。
この夏は、カーテンを利用して、少しでも涼しく、快適に過ごしてくださいね。
\カーテンの他に、冷房を効果的に使うにはこれ/

記事内の画像は、以下からお借りしました。(敬称略)
・フリー素材ぱくたそ:https://www.pakutaso.com
・写真AC:https://www.photo-ac.com