暑い日に、冷たい風を浴びられるスポットクーラー。
昨年、わが家も購入しました。
33度を超える室温でも、冷風が体にあたるだけで体感温度がぐっと下がって快適に!
ただし、スポットクーラーは部屋全体を冷やすものではありません。
特徴や性能を知らずに買ってしまうと、

思ったほど冷えない…
と、がっかりすることもあります。
スポットクーラーの購入を考えているあなた。
失敗しないための購入ポイントを、チェックしてみてくださいね。
自分に合った冷房機器を選んで、
快適な夏を過ごしてください。
🧊 この記事でわかること
🔸 スポットクーラーが向いている人いない人
🔸 購入前にチェックしたい7つのポイント
🔸 スポットクーラーを使った感想
まず知ろう!スポットクーラーが向いている人・いない人
便利なスポットクーラー。
でも、すべての人にピッタリとは限りません。
実際に使ってみて、
「想像していたより冷えない…」
と、がっかりする人もいます。
そんな残念な思いをしないために、
あなたの使い方に、スポットクーラーがあっているかどうか
購入前に、チェックしておこう!
💎 スポットクーラーが向いている人・いない人
スポットクーラーが 向いている | スポットクーラーが 向いていない |
・壁掛けエアコンが設置できない部屋 ・一時的に使いたい ・初期費用を抑えたい(設置工事費など) ・使いたい場所が「狭い」ところ ・部分的に冷やせればOK ・移動させて別の部屋でも使いたい ・アウトドアでも使いたい ・ペットの熱中症対策をしたい ・届いたその日に使いたい! | ・部屋全体を冷やしたい ・音が大きいのが無理 ・排熱ダクトを外に出せない環境 ・床に置くタイプは苦手 ・電気代を抑えたい |
こちらの記事で、さらに詳しく解説しています。

スポットクーラーが向いていない人は、壁掛けエアコンや窓用クーラー(ウィンドクーラー)がおすすめです。
購入前に確認!チェックしたい7つのポイント
スポットクーラーは、工事不要で手軽に導入できる便利な冷房機器。
でも、こんな感想も見かけますよね。
🔸 買ってみたけど、使いづらい
🔸 思ったより涼しくなかった
実は、
自分が使いたい環境と、スポットクーラーの特徴が合っていない
ということがあるんです。
そこでここでは、わが家の体験もまじえながら、スポットクーラー購入前にチェックしたい失敗しないための7つのポイントをご紹介します。
「せっかく買ったのに使えなかった…」
そんな、残念な買い物にならないように。
ぜひチェックしてみてくださいね。
💎 購入前にチェックしたい7つのポイント
1.冷房能力は部屋の広さに合っているか
2.排熱ダクトの設置場所と長さは問題ないか
3.稼働音の大きさは気にならないか
4.本体を置くスペースは確保できるか
5.窓パネル・排気パーツは取り付け可能か
6.必要な機能(除湿・タイマーなど)はついているか
7.電源とコンセントは近くにあるか
1.冷房能力は部屋の広さに合っているか
あなたがスポットクーラーを使おうと思っている部屋の広さは、どれくらいですか?
スポットクーラーは、部分的に冷やすのが得意な冷房機器。
でも、部屋が広すぎると、冷房効果が弱く感じることもあります。

スポットクーラーって部分的に冷やすんでしょ?
部屋の広さは関係ないのでは?
実は、部屋の広さも冷房効率に影響します。
部屋が広いと、それだけ暑い空気の量も多くなります。
もし冷房能力より部屋が広すぎると、
🔹 取り込む空気が常に暑いため、冷却能力が下がる
🔹 なかなか空気が冷えず、ずっと稼働し続ける
🔹 電気代が余計にかかる
🔹 最悪、フル稼働しても全く冷えない
そういう問題が発生することも💦

右:能力と部屋の広さが合っている
スポットクーラーには、対応する部屋の広さが書いてあるものが多いです。
使いたい場所にあった冷房能力を選んでくださいね。
※屋外やガレージで使う場合は、広さより「どのくらい風が届くか」が重要。
空気がこもらない分、冷風を直接当てれば、涼しさを感じられます。
2.排熱ダクトの設置場所と長さは問題ないか
スポットクーラーでしっかり冷やすには、排熱ダクトが欠かせません!
空気を冷やすときに出る熱を、ダクトから屋外へ逃がさないと、
冷房しているのに、なんだか全然涼しくない…
ということになりかねません。
この排熱ダクトを設置できるか、場所の確認が大切です!
実はわが家では、排熱ダクトが設置できないところでした。
設置予定のところに、転落防止用ポールが!
最終的には、そのポールを外してダクトを設置しました。
こんなトラブルを防ぐためにも、購入前に次の点をしっかりチェックしてくださいね!

💎排熱ダクトを設置予定の窓チェック
・窓パネルが取り付けられるサイズか
・スポットクーラーと窓の距離に、ダクトの長さが足りるか
・窓の構造や高さに、邪魔になるものがないか
スポットクーラーの商品ページには、付属の窓パネルのサイズが書いてあります。
排熱ダクトの穴のサイズなどの詳細は、商品の説明書に載っています。
(説明書は、メーカーのサイトで見れることが多い)
3.稼働音の大きさは気にならないか
壁掛けエアコンは、空気を冷やす作業を室外機でしていますよね。
でもスポットクーラーは、その室外機の仕事も本体の内部でしています。
そのため、冷風モードにすると、結構大きな運転音が出ます。
製品によっては、最大運転時で約55〜60dB程度の音が出るものも。
これは、キッチンの換気扇(中〜強)くらいの音量です。
その稼働音で、
・テレビの音が聞き取りづらくなる
・睡眠中に気になる
という可能性もあります。
静かに過ごしたい人には、注意しておきたいポイントですよね。
音が気になる場合は、
・テレビ用の外部スピーカーを使う
・スポットクーラーを部屋の隅に置く
など、音を抑える工夫が必要です。
ちなみに、わが家の場合は、「とにかく涼しさ優先!」だったので、音はあまり気になりませんでした。
4.本体を置くスペースは確保できるか
スポットクーラーは、製品によってサイズや重さがさまざまです。
コンパクトに見えても、実物が届いてみると「意外と大きい!」と感じることも。
下の写真で大きさがわかるかも。
(写真は楽天市場リンク)
置き場所は、本体サイズ+周囲30〜50cmほどの排熱スペースも必要。
余裕を持って置けるか、事前の確認が大切です。
また、重さが20kgを超える機種でも、キャスター付きなら室内での移動は意外とスムーズ。
ただし、移動に階段を使う場合や毛足の長いラグの上では、動かすのが大変なこともあります。
・どこに置くか、
・移動して使うなら、その場所への移動経路
など、あらかじめ決めておくのがおすすめです。
5.窓パネル・排気パーツは取り付け可能か
スポットクーラーの冷却効果をしっかり得るには、排熱ダクトの設置がとても大切。
この排熱ダクトを窓に固定するためのパーツが「窓パネル」です。
この窓パネル、窓とサイズが合わないと、排熱ダクトがしっかり固定できません。
とくに、特殊な形の窓や出窓、転落防止用ポールのある窓では、取り付けに工夫が必要です。
購入前に、窓パネルのサイズや形を確認しておくと安心です。
💎 窓パネルのサイズなど、確認方法はこちら
・製品の公式サイトのスペック説明
・製品の説明書(公式サイトにPDFで掲載されていることが多い)
・楽天・Amazonなどの商品説明
・レビュー画像(実際の設置画像が参考になります)
窓パネルやダクトの写真。
(楽天市場リンク)
もしサイズが合わなくても、別サイズの窓用パネルが用意されていることもあります。
メーカーサイトや通販サイトなど、チェックするのもおすすめです。
6.必要な機能(除湿・タイマーなど)はついているか
スポットクーラーには、さまざまな便利機能が搭載されているものがあります。
あなたの生活に合わせた機能があると、快適さがアップ!
さらに、省エネにもつながるかも。
💎 搭載機能とメリット
・除湿機能付き:ジメジメした季節にも活躍
・タイマー機能:就寝時に自動でオン・オフ。電気代の節約にも◎
・リモコン付き:離れた場所から操作できてラク
・風量調節:2段階、3段階など。細かく調整できると省エネにも
・ノンドレン機能:水捨て不要で、手間なし楽チン
(ノンドレン機能とは、空気を冷やした時に出る水を本体内で蒸発・排気する仕組み)
必要な機能は、使う人のライフスタイルによって変わります。
「夜だけ使いたい」「昼間だけ涼しくしたい」など。
あなたの使い方に合った機能を選ぶことで、満足度もグッと上がります。
7.電源とコンセントは近くにあるか
スポットクーラーは、もちろん家庭用のコンセント(AC100V)で使えます。
でも、消費電力が大きいため、できれば延長コードではなく、直接コンセントにさすのがおすすめ。
延長コードを使う場合は、定格電流15A以上のものを選ぶと安心です。
(定格電流とは、その延長コードが安全に流せる最大の電流量のこと。これを超えると発熱や発火のリスクがあります)
⚠️ 延長コードを使う場合、次の使い方に注意!
・コードを折り曲げない
・束ねたまま使わない(熱がこもりやすく危険)
・タコ足配線にしない(電流が集中して危険)
また、もしも業務用スポットクーラーをご家庭で使いたい場合は、次の点も要チェック。
・家庭用の電源(100V)に対応しているか
・契約している電力(アンペア数)で足りるか
電源周りの確認は、安心・安全に使うための大事なポイントですよね。

7つのポイント、チェックしてみてどうでしたか?
💎 購入前にチェックしたい7つのポイント
1.冷房能力は部屋の広さに合っているか
2.排熱ダクトの設置場所と長さは問題ないか
3.稼働音の大きさは気にならないか
4.本体を置くスペースは確保できるか
5.窓パネル・排気パーツは取り付け可能か
6.必要な機能(除湿・タイマーなど)はついているか
7.電源とコンセントは近くにあるか
問題なく置けそう!と思えたなら、
今年の夏からは、スポットクーラーで涼しく快適に過ごせそうですね!

🧊 筆者が使った感想の記事です。

\暑がりな筆者も満足した冷え具合/

実際にスポットクーラー使った感想とおすすめの機種
筆者が購入のは、ナカトミのスポットクーラー「MAC-3026」。
10畳まで対応していて、風量は3段階調整。
ノンドレン機能付きで、手間も少ないおすすめ機種です。
本体上のルーバー(ふた)が動くので、冷風がフワッと広がります。

ここ数年、夏になると室温が33度を超えていたわが家の部屋。
スポットクーラーが届いてからは、冷風のおかげで快適になりました。
「部分的に使うつもり」だったのに、思ったよりも広い範囲が涼しくなるという、嬉しい誤算も。
これは、サーキュレーターや扇風機を併用したおかげだと思います。
詳しい感想と、スポットクーラーを使った環境(部屋の広さなど)は、こちらの記事で詳しく紹介しています。


\わが家で使っているスポットクーラー/

まとめ|後悔しないための“7つのチェックポイント”
スポットクーラーは、冷風を吹き出して体を冷やしてくれる、頼れる冷房機器。
暑い日でも、気持ちよく過ごせる便利な存在です。
でも、使う環境や目的によっては、
「思ったよりも冷えない…」
と不満に感じることもあります。
そんな「買ってからの後悔」を防ぐには、購入前のチェックがとても大切!
この記事で紹介した、7つのポイントをもう一度紹介しますね。
💎 購入前にチェックしたい7つのポイント
1.部屋の広さに合った冷房能力か?
2.排熱ダクトの設置場所と距離は大丈夫か?
3.音の対処は必要か?
4.使いたい場所に本体が置けるか?
5.窓パネル・排気ダクトは設置可能か?
6.必要な機能(除湿・タイマー・など)があるか?
7.電源やコンセントの位置に問題はないか?
さらに、
そもそもスポットクーラーは、自分に合っているのか?
壁掛けエアコンの方が向いているのでは?
そんな疑問がある方は、下の関連記事もぜひチェックしてみてくださいね。
あなたの使い方にピッタリな冷房機器が見つかって、この夏が少しでも快適になりますように!

💠 関連リンク
🔗 スポットクーラーと壁掛けエアコンの違いなどの説明はこちら。
🔗 スポットクーラーのメリットとデメリットの説明はこちら
🔗 スポットクーラーが向いている人・いない人の説明はこちら