スポットクーラーは、工事不要で使える便利な冷房機器です。
暑い日に、冷たい風で体を冷やしてくれます。
ただ、気になるのが、
電気代はどのくらいかかるのか
ということですよね。
この記事では、スポットクーラーの電気代を計算してみました。
窓用エアコン・壁掛けエアコンと、電気代の比較もしています。
記事の最後に、消費電力などをいれると電気代を計算できるツールもあります。
スポットクーラーの電気代が気になっている方、参考にしてみてください。
▶︎ 電気代計算ツール
北海道民の筆者は、暑さと湿気が大の苦手。
2024年6月、初めてスポットクーラーを購入。
夏に室温33度になっていた部屋が、想像以上に快適に!
スポットクーラーの他、暑さ対策グッズもチェック中。
「夏の暑さが少しでもラクになるように!」
という思いで記事を書いています。

🧊 名前:小早川みつき 北海道生まれ、北海道在住。
スポットクーラーの電気代は1時間いくら?高いのか計算してみた

スポットクーラーの電気代は、「消費電力」から計算できます。
💡 電気代の計算式
消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間 × 電気料金単価 = 電気代
たとえば、
消費電力700Wのスポットクーラーを、1kWhあたり31円で1時間使った場合
700W ÷ 1000 × 1時間 × 31円 = 約21.7円
1時間の電気代は、約21.7円になります。
記事の最後に、消費電力などをいれると電気代を計算できるツールもあります。
▶︎ 電気代計算ツール
※この電気代はあくまで目安です。
実際の電気代は、電力会社の料金プラン、使用時間、運転モードなどによって変わります。
スポットクーラーの電気代が高いのはなぜ?3つの理由
スポットクーラーが、壁掛けエアコンや窓用エアコンに比べて電気代が高めなのは、主に3つ理由があります。
1.消費電力が高めな機種が多い
2.細かい出力調整ができない機種が多い
3.排熱ダクトの熱や窓の隙間から、熱が部屋に戻ることがある
壁掛けエアコンは、部屋の温度が下がると冷房を弱めて省エネ運転に切り替わります。
でもスポットクーラーは、冷房運転のオン・オフのみのタイプが多いので、電力を多く使いがちです。
窓用エアコンは、本体の背面から直接外へ熱を逃がします。
スポットクーラーは、空気を冷やすときに出る熱を排熱ダクトで外へ逃がします。
この排熱ダクト自体が熱くなって部屋を暖めてしまったり、ダクトや窓の隙間から外の熱気が部屋に入ったりすると室温が上がり、余計に冷房運転が長くなってしまいます。
そんな仕組みから、スポットクーラーは電気代が高くなりがちです。

スポットクーラーをつけっぱなしにしたら1ヶ月の電気代はいくら?

暑い日は、少しでも長く涼しい風を浴びて、快適に過ごしたいですよね。
そこで気になってくるのが、電気代です。
スポットクーラーをつけっぱなしにした時の電気代を、使用時間ごとに計算してみました。
スポットクーラーを5時間・12時間・24時間使った場合の電気代
スポットクーラーを、次のように使った想定で、電気代を計算しました。
ここでは、消費電力700W、電気料金単価31円/kWhを例に計算しました。
(6畳前後対応の機種は600〜800W台が多いため、中間の700Wを使用)
| 使用時間 | 1日の電気代 | 30日使った場合 |
| 5時間 | 約109円 | 約3,255円 |
| 12時間 | 約260円 | 約7,812円 |
| 24時間 | 約521円 | 約15,624円 |
ここで計算した電気代は、冷房がずっと動いている状態の金額です。
実際は、気温が下がると運転が止まったり、送風モードになったりする機種が多いです。
3パターンの時間は、次のことをイメージしてみました。
5時間:平日の夕方から寝るまで使う場合
12時間:朝10時ごろから夜まで、または夕方から翌朝まで
24時間:在宅日やペットのために、1日中つけっぱなしにする場合
スポットクーラーと窓用エアコン・壁掛けエアコンの電気代を比較
スポットクーラーの電気代は、壁掛けエアコンや窓用エアコンと比べて高くなりがちです。
具体的にはどれくらい違うのかも、気になりますよね。
ここでは、4〜7畳に対応した機種を例に、電気代を比較します。
比較した機種は、こちらです。
・スポットクーラー:
アイリスオーヤマ airwill IPP-2226U
・窓用エアコン:
コロナ ReLaLa CW-1626R
・壁掛けエアコン:
アイリスオーヤマ IPF-2202S-W
(各リンクは楽天市場)
電気代は、各モデルの仕様にある「消費電力」をもとに計算しています。
実際の電気代は、運転モードや室温、設定温度などによって変わります。
ここで計算した電気代は、あくまで目安として参考にしてください。
スポットクーラーと窓用エアコンの電気代比較
今回比較したスポットクーラーと窓用エアコンは、1時間あたり約3円の差がありました。
1日5時間30日間使った場合、スポットクーラーの方が400円ほど高くなりました。
※ 50Hz地域と60Hz地域で消費電力が違うため、分けて計算しています。
💡 スポットクーラーと窓用エアコンの電気代比較(50Hz)
| 冷房機器 | 消費電力 | 1時間の電気代 | 30日使った場合 (1日5時間) |
|---|---|---|---|
| 窓用エアコン | 545W | 約17円 | 約2,534円 |
| スポットクーラー | 642W | 約20円 | 約2,985円 |
💡 スポットクーラーと窓用エアコンの電気代比較(60Hz)
| 冷房機器 | 消費電力 | 1時間の電気代 | 30日使った場合 (1日5時間) |
|---|---|---|---|
| 窓用エアコン | 625W | 約19円 | 約2,906円 |
| スポットクーラー | 704W | 約22円 | 約3,274円 |
窓用エアコンはスポットクーラーより電気代が安い機種が多いので、下の条件がクリアできるなら窓用エアコンがおすすめです。
・窓用エアコンを設置できる窓がある
・使う場所を固定しても問題ない
「電気代をできるだけ抑えたい」「部屋全体を冷やしたい」という方は、チェックしてみてください。
\窓用エアコンを探してみる/

スポットクーラーと壁掛けエアコンの電気代比較
今回比較した機種では、1時間あたり約4〜6円の差がありました。
1日5時間30日間使った場合、スポットクーラーの方が約600〜900円高くなります。
| 冷房機器 | 消費電力 | 1時間の電気代 | 30日使った場合 (1日5時間) |
|---|---|---|---|
| 壁掛けエアコン | 510W | 約16円 | 約2,372円 |
| スポットクーラー (50Hz) | 642W | 約20円 | 約2,985円 |
| スポットクーラー (60Hz) | 704W | 約22円 | 約3,274円 |
冷房を長時間使うほど、電気代に差が出てきます。
冷房の購入を考えている方で、
壁掛けエアコンを設置できる環境なら、
スポットクーラーより壁掛けエアコンがおすすめです。
\暑くなる前に探してみる/
同じ広さ向けの冷房器具でも、冷房の調整能力と排熱の仕組みが違うと「消費電力」は変わります。
・スポットクーラー:本体で冷房と排熱をして、排熱ダクトで熱を逃がす
・窓用エアコン:窓に固定し、背面から直接熱を外へ逃がす
・壁掛けエアコン:室外機で熱を逃がす
壁掛けエアコンと窓用エアコンは、熱を外に逃しやすいため、スムーズに部屋を冷やせます。
部屋の温度に合わせて運転を調整できる機種も多いです。
そのため、消費電力も低くおさえられます。
でもスポットクーラーは、室内にある排熱ダクトが熱を持つなど、部屋に熱が戻ることもあります。
そのぶん冷えにくくなるため、消費電力が高めな機種が多いんです。
スポットクーラーの電気代を抑える使い方

スポットクーラーは、壁掛けエアコンや窓用エアコンに比べて、消費電力が高くなりがちです。
でも、冷えやすい環境を作ればスポットクーラーの運転時間が減り、電気代も抑えやすくなります。
電気代を節約するため、次の点を確認してみてください。
・排熱ダクトを外に出して、熱をしっかり逃す
・排熱ダクトが熱くなる場合は、断熱カバーを使う
・窓まわりの隙間をふさいで、外の熱気を入れない
・遮熱カーテンで、室温の上昇を抑える
・冷えたら送風や停止に切り替える
当たり前ですが、熱を外に逃し、外からの熱も入れないのが大切です。
特に排熱ダクトと窓周りをチェックしてください。
スポットクーラーは、冷たい風を出す一方で熱も出ます。
その熱は、排熱ダクトで外へ逃がします。
排熱ダクトが外れていたり、窓の隙間から暑い外気が入ったりすると、部屋が冷えにくくなります。
排熱ダクトを外へ出して、隙間はテープなどでふさぎ外気が入らないようにしてください。
排熱ダクト自体が熱くなるときは、ダクト用断熱カバーがおすすめです。
日当たりがいい部屋では、遮熱カーテンも効果的です。
レースタイプの遮熱カーテンなら、部屋も暗くなりづらいです。
冷房で涼しくなったら、送風や停止に切り替えて電気代を節約しよう。
毎日使う冷房機器なので、小さな工夫が電気代の差につながります。

スポットクーラーの電気代でよくある疑問
スポットクーラーの電気代について気になる疑問をまとめます。
スポットクーラーの電気代は50Hzと60Hzで変わる?
変わります。
(電気料金の単価が同じ場合)多くの機種で西日本(60Hz)の方が電気代が高くなります。
西日本(60Hz)は、東日本(50Hz)に比べてモーターの回転数が速くなるため、そのぶんパワーが強くなる代わりに消費電力(W)も高くなります。
スポットクーラーの「送風モード」は電気代が安い?
とても安いです。
スポットクーラーの電気代の大半は、空気を冷やす「コンプレッサー」を動かすために使われます。
送風モードは、コンプレッサーを止めて内蔵ファンだけで風を送るので、消費電力は激減して電気代が安くなります。
電気代を計算するときは「冷房能力」と「消費電力」のどっちを見る?
「消費電力(W)」を見ます。
「冷房能力(kW)」は部屋を冷やす強さを表す数字で、「消費電力(W)」はそのパワーに必要な電気の量を表す数字です。
電気代は、消費電力(W)に電気料金単価を掛けて計算します。
排熱ダクトを付けずに使うと電気代はどうなる?
電気代が、ものすごく上がります。
スポットクーラーは冷風を出すと同時に、本体の後ろから熱風を出しています。
ダクトをつけないと、部屋の中に冷房と暖房が同時にあるような状態になるため、いつまでも部屋が冷えず、ずっと冷房も動き続けるので電気代が高くなります。
※一部の「ダクトレススポットクーラー」は内部で熱を処理するので、一般的なダクト式スポットクーラーとは仕組みが違います。
スポットクーラーはこまめに切った方が電気代は安い?
使わない時間が長いなら、止めた方が電気代は安くなります。
短時間程度なら、つけっぱなしの方が安い場合があります。
スポットクーラーは、運転を開始して「暑い空気を冷やすとき」にいちばん電力をつかいます。
こまめに消すと、室温が戻るたびにフルパワー運転を繰り返すことになります。
扇風機や冷風扇の方が電気代は安い?
とても安いです。
ただし「部屋を冷やす力」はありません。
扇風機や冷風扇の消費電力は数十Wほど。スポットクーラーに比べると、20分の1以下の電気代で済むこともあります。
ただし、扇風機などは「風を当てる」「水の気化熱で涼む」ものなので、スポットクーラーのように冷たい空気をだす機能はありません。

まとめ|家庭用スポットクーラーの電気代は使い方で変わる
家庭用スポットクーラーの電気代は、窓用エアコンや壁掛けエアコンと比べると高くなりがちです。
ただし、冷えやすくなる工夫をすれば冷房の運転時間が減り、電気代の節約につながります。
購入前に電気代が気になる場合は、商品の仕様に書かれている「消費電力」を確認してください。
あなたの利用している電力会社の料金単価を使って計算すれば、電気代の目安がわかります。
下の計算ツールでは、電気代のシミュレーションができます。
気になる機種がある方は、商品ページや取扱説明書の消費電力を入れて、電気代をチェックしてみてください。
計算ツールには、以下のものを入力してください。
・消費電力(W):商品の仕様に書かれている数字を入力
・1日の使用時間:1日に使う時間を入力(最大24時間)
・使用日数:1〜31日の範囲で入力
・電気料金単価:契約している電力会社の料金単価を入力
消費電力がkWで書かれている場合は、Wに直して入力してください。
例:0.7kW→700W
※「消費電力(kW)」と「冷房能力(kW)」は別です。
電気代を計算するときは、「消費電力」または「定格消費電力」を入力してください。

スポットクーラーの
電気代計算ツール
消費電力・使用時間・日数・電気料金単価を入れると、
電気代の目安を計算できます。
※計算結果は目安です。実際の電気代は使い方や部屋の環境などで変わります。

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