スポットクーラーのノンドレン方式とは、
空気を冷やすときに出る水を本体内で蒸発させて、熱と一緒に外に出す仕組み。
冷房中に出る水を、頻繁に捨てなくてもいい便利な機能です。
ただし、「ノンドレン方式=水捨ての手間がまったくない」ではありません。
湿度が高い日や除湿運転を使うと、手動排水が必要になることもあります。
この記事では、
・ノンドレン方式スポットクーラーの仕組み
・メリットとデメリット
・ノンドレン方式のスポットクーラーの排水・水漏れ対策
などを解説します。
スポットクーラーから水が漏れてきた!
なんてことにならないため、ぜひチェックしてみてください。
北海道民の筆者は、暑さと湿気が大の苦手。
2024年6月、初めてスポットクーラーを購入。
夏に室温33度になっていた部屋が、想像以上に快適に!
スポットクーラーの他、暑さ対策グッズもチェック中。
「夏の暑さが少しでもラクになるように!」
という思いで記事を書いています。

🧊 名前:小早川みつき 北海道生まれ、北海道在住。
スポットクーラーのノンドレン方式とは?水捨て不要の仕組み
スポットクーラーや窓用エアコンなどの冷媒式の冷房機器では、空気を冷やすときにドレン水(結露水)が発生します。
その水の処理方法は、大きく分けて2つ。
・ドレン式:ドレン水を本体タンクにためる、ホースで排水するなど
・ノンドレン式:ドレン水を本体内部で蒸発、排気する
タンク式は、水がたまるたびに手動で捨てる手間が必要です。
寝ている夜などに水が貯まると、冷房が止まってしまう心配もあります。
現在、家庭用スポットクーラーの多くが、ノンドレン方式を採用しています。
仕組み|ドレン水を蒸発させて排熱と一緒に外へ出す

空気を冷やすときに発生する「ドレン水(結露水)」。
ノンドレン方式は、そのドレン水を本体の熱で蒸発させ、熱と一緒に外へ出す仕組みです。
▼ ノンドレン方式の仕組み
- 空気を冷やすと、空気中の水分が水滴(ドレン水)になる
- ドレン水を本体が発する熱を使って蒸発(気化)させる
- 蒸発した水分は、熱と一緒にダクトから外へ排出
▼ これを図にすると、こんな流れです。

ノンドレン方式は、発生した水を「蒸発・排気」で処理しています。
だから、排水の手間が少なく便利なんです。
なぜ排水口があるの?「水捨て不要」でも排水が必要になる理由
ノンドレン式のスポットクーラーにも、ドレン水を捨てる排水口がついています。

水捨て不要のはずなのに、どうして?
ノンドレン式は、冷房中に出るドレン水を本体内で蒸発させる仕組みです。
でも、湿度が高すぎたり、長時間運転すると、水の発生量に蒸発が追いつかないことがあります。
本体に水がたまると、満水ランプがついて運転が止まる場合があります。
その時は、取扱説明書の通りに、排水口から水を抜いてください。

また、除湿運転でも、手動排水が必要になることがあります。
私は昨年、除湿モードを使ってみましたが、思ったよりも早く「満水マーク」がついて運転が止まってしまいました。
・湿度が高いときに冷房を長時間使う
・除湿モードで運転する
ノンドレン方式スポットクーラーのメリット|水捨ての手間を減らせる
ノンドレン方式の大きなメリットは、冷房中の水捨ての手間を減らせることです。
タンク式のように、たまった水を捨てる手間がないので、長時間の運転もしやすいです。
冷房中に水を捨てる手間が少ない
ノンドレン方式の一番のメリットは、冷房中にタンクに溜まった水を捨てる手間が少ないことです。
だから、真夏の暑いときに何度もドレン水を捨てに行く、という手間がありません。
毎日暑い日が続く夏には、こういう手間が少ないだけでも助かりますね。
夜や長時間でも冷房を使いやすい
ノンドレン式は、夜間の長時間運転でも使いやすいです。
夜、寝ている間に排水タンクがいっぱいになって運転が止まったり、夜中に水を捨てに起きたりする心配が少ないからです。
日中つけっぱなしにするときや、夜から朝まで冷房を使いたいときでも、水捨てのことをあまり気にしないで使えます。
※湿度が高い日や除湿運転では、手動排水が必要になる場合があります。
ノンドレン式スポットクーラーのデメリット|排水が必要になる場合がある
排水の手間が少ないノンドレン方式のスポットクーラー。
でも「ノンドレン方式=排水の手間がまったく必要ない」ではありません。
湿度が高い日や除湿運転では、手動で排水が必要になることがあります。
この仕組みを知らずに使っていると、
「水捨て不要のはずなのに水が出た」
「床が濡れてしまった」
というトラブルにつながることもあります。
湿度が高い日や除湿運転では「手動排水が必要」になることも
ドレン水を本体内で蒸発させる仕組みのノンドレン方式。
でも、手動排水が必要になる場面もあります。
それは、湿度が高すぎて、ノンドレン機能の能力を超えてしまう時です。
本体内に水がたまると、満水ランプが点いて冷房や除湿運転が止まる機種もあります。
手動排水が必要なときのために、あらかじめトレイやバケツなど用意しておくのが安心です。
排水口から排水しづらい(機種による)
※排水口が床に近いモデルについてのデメリットです。
ノンドレン式は、基本的に冷房中の水捨ての手間が少ないです。
そのため、排水口の位置を気にせずに購入することが多いですよね。
湿度が高すぎると、手動排水が必要になることがあります。
でも、排水口の場所によってはとても排水がしづらいんです。
実はわが家のスポットクーラーは、排水口が床から1〜2cmほどの位置にあります。
排水口は、ここ1箇所しかついていません。
説明書どおりに排水しようにも、高さが無さすぎてトレイを置くのも大変です。

排水してみると、思った以上の水が出てきて、受けるのが大変。
このときに出てきた水の量は、約700mlでした。

うちのような排水口の機種は、排水するときにビニールシートを敷くなど工夫が必要です。
バケツが置ける高さに排水口がついている機種なら、排水しやすいですね。
これからスポットクーラーを購入するなら、排水口の位置を確認するのをおすすめします。

排水の時の失敗は、こちらで紹介しています。

ノンドレン式スポットクーラーの排水・水漏れ対策
基本的に排水の手間のないノンドレン式スポットクーラーですが、湿度や気温によって手動で排水が必要な場合があります。
排水が必要になったとき慌てないために、あらかじめ排水方法を確認しておくと安心です。
また、本体が傾いていたり、フィルターにホコリがたまっていたりすると、水漏れにつながることがあります。
ここでは、ノンドレン式スポットクーラーの排水についてまとめています。
取扱説明書でドレン水の排水方法・排水口を確認する
使っているスポットクーラーの排水方法と排水口の場所を確認してください。
それぞれ、取扱説明書や販売ページ、公式サイトなどでチェックできます。
アイリスオーヤマのYouTubeチャンネルでは、動画で説明してくれています。
機種によってやり方が違うので、お使いのスポットクーラーの方法をチェックしてみてくださいね。
我が家で使っているスポットクーラーMAC-3026は、本体背面の後ろに排水口と説明がありました。

上の写真の説明文:
満水ランプが点滅して停止した時は、市販の容器等を用意し排水口のゴム栓キャップを取り外して本体内に溜まったドレン水を排出してください。
排出後は必ずゴム栓キャップを取り付けてご使用ください。
排水用のバケツやトレイなどを用意しておく
排水方法と排水口を確認したら、それに合う容器などを用意しておくと安心です。
排水口が上にあるなら、バケツや深めの容器が使いやすいです。
排水口が下にしかない機種だと、浅いトレイなどが必要です。
床を濡らしたくない場合は、防水シートやタオルなどを用意すると安心です。
わが家で使っているスポットクーラーのように排水口が低いときは、浅めのトレイが必要です。
でも、水を受けたトレイを持ち上げる時にこぼす可能性があります。
(私はこぼしました…)
ビニールシートを敷いたり、タオルを用意しておいたりすると慌てません。

水漏れを防ぐために、本体の傾きとフィルター汚れを確認する
スポットクーラーの本体が傾いていると、中にたまった水が漏れてくることがあります。
設置する時は、できるだけたいらな場所に置いてください。
また、フィルターにホコリがたまると、空気の流れが悪くなります。
冷房効率が落ちるだけじゃなく、本体内部に汚れがたまり、水漏れの原因になることもあります。
フィルターは、定期的に掃除をして、スムーズに空気が通るようにしてください。

スポットクーラー本体を水平に置き、排水口のゴム栓やキャップもきちんと閉まっているのに、冷房中に水が濡れる場合は、無理に使い続けないでください。
もしかしたら、内部の排水に不具合がある可能性もあります。
水漏れが続くときは、取扱説明書を確認して、メーカーや販売店に相談してください。
まとめ|ノンドレン式はやっぱり便利!でも排水が必要になることもある
ノンドレン方式スポットクーラーは、冷房中の水捨ての手間が少ない便利な冷房機器です。
でも、湿度がとても高い日や長時間連続で使うと、排水作業が必要になることがあります。
あらかじめ、排水方法を知っておけば、慌てたり、水漏れのトラブルを防ぎやすくなります。
暑い夏、いやもう「熱い」と言っていいかもしれない夏。
スポットクーラーを使って、少しでも快適に、涼しく、安全に過ごしてください。

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