スポットクーラーを設置すると、窓を閉めることができなくなります。
いつも使っているクレセント錠も締められません。
理由は、スポットクーラーの排熱用ダクトを窓に取り付けるからです。


それって、防犯とかはどうなの…?
実際に使っている体験談から、防犯や、冷房効率について紹介します。
冷房効率に関しては、少しの隙間なら冷房効率には影響なし、と感じています。
(個人の感想です!)
その理由も、紹介。
スポットクーラーで窓が閉められないことに不安がある方、参考にしてくださいね。
【最初に】スポットクーラーで「窓が閉められない」理由
スポットクーラーは、空気を冷やすと同時に熱も出します。
その熱を部屋に排気してしまうと、室温が上がってしまいます!
だから、排熱用のダクトを窓に固定して、熱を外に逃します。
そのため、窓が閉められなくなるんです。
赤い矢印部分が排熱ダクトを固定する窓パネル(約18cm)

水色矢印のところも、隙間があります。
うちは北海道在住なので、二重サッシです。
外側には網戸が付いています。
(窓に貼っているのは、100均で買った断熱シート)
写真右下のダクトには、虫除けのためのネットをつけてみました。

窓が閉められない「防犯面」の不安。安心できる対策方法
窓を閉められないのは、防犯面でも不安ですよね。
窓の鍵がかけられないので、正直とても困ります。

特に、窓の外に足場があったり、低い階だとさらに不安。
その不安を解消するために、防犯グッズなどを使って、しっかり戸締りをしてください。
防犯補助錠&振動アラームで侵入をガード!
窓には補助錠をつけて、簡単に開かないようにするのがおすすめです。
さらに安心なのが、振動アラームの設置。
もしも窓が開けられそうになっても、大音量でしっかり警告してくれます。
\取り付けは簡単、なのに安心/

薄型なので、貼り付けやすい。
\感度も設定できるので、あなたの部屋に合わせられます/

簡単な家具を置いてブロック!物理的バリアもあり?
「家に入られないようにする」と考えると、バリア的なものもありかもしれない。
例えば、突っ張り棒でワーヤーネットをつけ、窓を塞ぐ、など。
・入りづらそう
・侵入に時間がかかりそう
と思わせるのも泥棒避けになります。
参考:これだけで空き巣の侵入を防げる!今すぐできる防犯対策:CSP セントラル警備保障
突っ張り棒やワイヤーネットは、100円ショップでも入手可能。
結束バンドなどで組み合わせて、ちょっとしたバリケードならできそうです。
ただし、防御力は弱め!
あくまでも「補助」として、使うならアリですよね。
スポットクーラー設置時の隙間「冷房効率や虫」の対策方法
窓パネルを設置したから「窓が閉められない」ということは…。
窓に隙間ができているということ!
隙間ができるのは、下の画像の水色の矢印のところです。

図にすると、こんな感じです。
🪟 窓を上から見た図

(実際には、網戸は排熱ダクトに接するくらい近くになっています)
実際にこの状態でスポットクーラーを使ってみた感想を紹介します。
【冷房効率】少しの隙間なら、そこまで気にしなくてOK
スポットクーラーは、冷風を体に浴びて涼むための冷房機器です。
部屋全体を冷やす目的のものではありません。
だから、ちょっとした隙間なら、そこまで気にしなくても大丈夫だと感じています。
実際にわが家では、スポットクーラーを使う時も、
家族が別の窓を5〜10センチほど開けています…。
(うちには「窓を開けた方が涼しいはず派」の家族がいます!)
外が30度を超えた日も、スポットクーラーの冷風はちゃんと涼しいです。
ただし、外が40度を超えるような猛暑日は、窓に隙間があるとさすがに冷房効率は下がるかも。
そんな時は、次で紹介するグッズなどを試してみてください。
【虫や外の熱】隙間対策グッズを使うと安心
窓と、排熱ダクトを固定する窓パネルのあいだの隙間は、養生テープなどで簡単にふさげます。

でも、上の図の円で囲んだところは、養生テープではふさぎにくい。
この隙間から虫や熱気が入りそうで不安な場合は、隙間テープなどで塞ぐと安心です。
下の図の「引き戸」のところのように、隙間をふさいでくれます。
窓の開閉も可能なので、開け閉めしたい時も問題なしです。

隙間の幅によっては、毛足の長いモヘアテープも使えそう。
⚠️ 注意: 商品によって、粘着力が違うこともあります。
剥がす予定の場合は、マスキングテープや養生テープを先に貼り、その上にモヘアテープを貼ると剥がしやすいです。

100円ショップにも、スポンジタイプの隙間テープがいろいろ売られていました。

窓を開けなくてもOK!排熱ダクトなし新型機種とドアから排熱
窓を使わない排熱方法もあります。
今年は、排熱があまり熱くない「新型スポットクーラー」も、進化して販売されました。
窓を使わずドアから排熱。専用アタッチメントもあり
ドアから排熱すれば、「窓が閉まらない」という心配がなくなります。
ドア排熱専用のアタッチメントも販売されています。

ただし、ドアの外は排熱で暑くなってしまいます。
それでも問題ない場合は、ドアからの排熱もアリです。
ドアからの排熱について、詳しくはこちらどうぞ。

排熱が熱くない?排熱ダクト不要の新型スポットクーラー
排熱ダクトが不要のスポットクーラーもあります。
「排熱が熱くない」というよりは「従来のものよりも熱くなりにくい」という感じ。
このタイプは「ハイブリッド式」とも呼ばれています。
空気を冷やした時に出る熱を、タンクの水で冷やしてから排気する仕組みです。
移動しやすく、「窓が閉まらない」という不安がないのがメリット。
\人気で品切れのこともあり!/

ただし、密閉された部屋では、室温や湿度が上がる可能性もあります。
詳しくは、こちらの記事でも紹介しています。

スポットクーラー「窓が閉められない不安」、解消して涼しく過ごそう!
窓に鍵がかけられないのは、やっぱり不安ですよね。
でも、涼しく快適に過ごすためにスポットクーラーを使いたい!
そのために、補助錠や隙間をふさぐグッズを使ってみてください。
補助錠があれば、侵入に時間がかかります。
その間に振動アラームが鳴れば、さらに安心感が増します。
一軒家や外に設置できる環境なら、防犯カメラやセンサーライトもおすすめです。
\センサーでライトも点灯/

スポットクーラーの冷房効率についても、少しの隙間ならそれほど変わらないと感じています。
ただし、気温が40度を超えるような猛暑日は、隙間テープなどを試してみてくださいね。
スポットクーラーの窓パネルで窓が締められない不安は、グッズなどで解消してください。
安心してスポットクーラーを使って、快適に夏を乗り切りましょう!