手動排水の手間が少なくて便利な、ノンドレン方式のスポットクーラー。
でも、わが家のように排水口が床の近くにある機種だと、排水がしづらい。
これがデメリットに感じました。
実際に私は、排水に失敗してカーペットがびしょ濡れに!
この記事では、その失敗の原因など、体験談をまとめました。

この記事を参考に、私のように失敗しないようにお気をつけください!
【最初に】ノンドレン方式のスポットクーラーも「水」は出る
ノンドレン方式のスポットクーラーは、基本的に「手動排水不要」で使える便利な冷房機器です。
ただし、ノンドレン方式のスポットクーラーもドレン水が出ます。
でも、その水を本体内部で処理してくれるので、基本的に手動での排水は不要です。
例外は、湿度や気温がとても高い時や、除湿モードの時。
そういう時は、手動での排水が必要になることがあります。
排水しないと、満水ランプがつき、スポットクーラーが止まってしまいます。
詳しくは、こちらの記事でも説明しています。

【失敗談】排水口が低いスポットクーラーの排水トラブル
湿度や温度が高いと、手動排水が必要になるノンドレン方式。
「排水口が床近くの低い位置にあるタイプ」では、排水時に工夫が必要です。
実際に排水してみると、結構難しかったです。
このタイプでは、この排水口の場所と排水方法がデメリットに感じました。

私が排水に失敗したのは、スポットクーラーの除湿モードを使ったとき。
その状況がこちら。
排水をこぼした時の状況:
スポットクーラーを「除湿モード」で使用。
約50分後に「満水マーク」がついて、スポットクーラーが停止。
排水口から排水したら、うまくできず床が濡れた。
ちなみにこの日は、除湿モードで約50分稼働して、気温が1.5度、湿度が3%下がりました。


スポットクーラーで水浸し⁈ 排水口からの排水に失敗した原因
失敗した最大の原因は、「排水量に関しての勘違い」でした。

・排水量を勘違いした
排水されるのは「少ない量」だと思っていたのに、意外と多かった。
満水アラートが鳴って、排水した時の水の量は、700ml。
トレイにちょろっと出る程度かと思ったら、どんどん水が出てきて慌てました!
出た水を捨てようとして、慌ててこぼしてしまったり。
・排水用のトレイが置きづらい高さ
このスポットクーラーの排水口の位置は、床から1〜2センチほど。
だから、置けるトレイはとても薄いものになります。
食事を運ぶ用のトレイを使ったけど、思った以上に水が出たのでこぼしてしまいました。

・水漏れ対策をし忘れた
排水する時に、水がこぼれてもいいようにシートを敷くはずだったのに、すっかり忘れていた。
わが家はカーペットの上で使っていたので、カーペットがぐっしょり濡れました。
「排水失敗」後に、試してみた排水(水の受け方)方法
上の失敗をふまえて、他の排水方法も試して見ました。
💧 以下の状態で、排水を試しました。
排水方法を試すため、排水口のキャップを外し除湿モードで稼働。
排水口から排水しながらスポットクーラーを運転。
トレイを使ったり、ホースを使ったりしてみたが、うまく排水を受け止められず、床に水が漏れた。
・ホースを使用
排水口が低過ぎ、使ったホースが長すぎで、ホースの先に排水するのが難しかった。
ホースを上下に動かしている時に、うっかり排水口からホースが外れ、床が濡れることも。
ホースを短くしたら、もっとやりやすい?
(短いホースがなく試せず。ホースのカットは許可されず)

・ペットボトルを使用
排水口に10センチ程のホースをつけ、直接ペットボトルをさしてみた。
排水口よりも下にならず、うまく排水できなかった。
ホースを下向きにできれば、うまく排水ができる…かも?

わかりづらすぎる写真ですが…。
・スポットクーラーを高くした
スポットクーラーの下に段ボールを数枚入れ、1センチほど高さを上げてみた。
でも、ダンボールだからスポットクーラー本体が傾いてしまい、本体の後ろから水漏れが!
やっぱり、スポットクーラーは平らなところに置かないとダメ!と実感。
固い板などを使えば、うまくいくかもしれません。
ただし、頻繁にキャスターで動かす場合は難しそう。
・ビニール袋に排水
ジップロック的な硬めの袋を排水口にさしてみたが、袋を固定できず断念。
テープなどで上手に固定できれば、うまくできるかも?

上記のように試した、「ホースをつなぎっぱなしにして排水する方法」。
「これが成功した」と言うものは、今のところありません。
一番失敗が少なかったのは、ホースはつながず「満水ランプが付いたらトレイに排水する方法」でした(普通のやり方!)。

スポットクーラー(MAC3026)の説明書。
除湿運転の時は、ドレン水が本体内に溜まると書いてある。

説明書の、排水の方法はこちら。

これからスポットクーラーを購入する方へ|排水口の場所は大事!
ほんの少しの排水なら、薄いトレイを置くなどで対応可能。
でも、満水ランプがついた状態や、連続排水をしたい場合は、工夫が必要だと感じました。
排水口が低い場所のスポットクーラー|排水方法に注意!
わが家が使っているスポットクーラーは、排水口がとても低い位置にあります。

説明書でも、満水の時はトレイなどに排水するように説明されています。

実際に満水時に排水してみたら、出てきた水は約700ml。
そこそこ大きさのあるトレイで受けても、持ち上げてバケツなどに移す時にこぼす事もあります。
カーベット敷きの部屋なら、シートなどを敷いておくと安心。
こぼしてもOKな準備が大切です。
雑巾を用意しておくのもおすすめ。
スポットクーラーを選ぶ時は、排水口の位置と排水方法もチェック!
ノンドレン方式でも、排水が必要な場面は出てきます。
その時に排水しやすいように、どこに排水口があるかチェックするのも大切ですね。
これから購入する時も、排水の方法をチェックするのがおすすめ。
スポットクーラーには、排水口が2箇所あるモデルもあります。
排水しやすいものが欲しい場合、こういうタイプを選ぶのもありです。
排水口が2つある。排水しやすいスポットクーラー3機種を紹介
上部にも排水口がある、排水しやすいスポットクーラーを3つ紹介します。
🧊 アイリスオーヤマのスポットクーラー IPP-2825U
取扱説明書を見ると上部排水口と下部排水口の2種類があります。
▶︎ アイリスオーヤマ IPP-2825U 取扱説明書(PDF)
上部排水口を使えば、ホースからバケツに水を捨てやすそうです。
\虫除け網など付属品も豊富/


🧊 MAXZEN (マクスゼン) MSC-MT23
除湿モードを使いたい場合は、上部排水口からバケツなどに排水するのが便利そうです。
(画像は楽天市場へのリンク)
\本体カラー、白もあり/


🧊 山善 スポットクーラー YEC-P292
こちらのホースは細め。
ペットボトルやポリタンクなどに排水したい時に便利そう。
(画像は楽天市場へのリンク)

ノンドレン方式は便利!除湿モード利用時などの排水には注意
湿度が高い時に便利な「除湿モード」。
同じ気温でも湿度が低いと、体感温度は下がりますよね。
ノンドレン方式は、手動排水の手間が少ないですが、除湿モードの時は別。
室内の水分をとってくれる分、スポットクーラーのドレン水は増えます。
その排水方法をチェックしていないと、いざという時に慌ててしまいます(私のように!)
排水口の場所や排水方法をチェックして、便利にスポットクーラーをつかって、快適に過ごしてください。
