どっちを選ぶ?スポットクーラーか窓用エアコンか。違いなど徹底比較!

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どっちを選ぶ?スポットクーラーか窓用エアコンか。違いなど徹底比較!

壁掛けエアコンが付けられない部屋。
でも、なんとかして涼しく過ごしたい…。

そんなときによく候補にあがるのが、「スポットクーラー」「窓用エアコン」

どちらも工事不要で、手軽に導入できる冷房機器。
ですが、使い方、冷え方には意外と大きな違いがあります。

スポットクーラー

画像リンク先:楽天市場

この記事では、

・どっちが冷える?
・音はうるさい?
・電気代は?

など、気になるポイントを徹底比較。

さらに、

・向いている人や使い方のコツ
・それぞれのメリットとデメリットついて

なども、わかりやすくまとめました。

クーラー迷い人

冷房のことは、よくわからない…

という人にも、わかりやすい内容です。
目次から、気になる項目だけ見ることもできます。
あなたの部屋に合う冷房を、見つけてくださいね。

この記事を書いた人

2024年6月、初めてスポットクーラーを購入しました。
それまで夏には室温33度まで上がっていた部屋が、予想以上に快適に!

筆者は、暑さと湿気が大の苦手
気温が28度を超えると動けなくなるタイプです。

同じように「夏の暑さがつらい」と感じている人へ、
スポットクーラーの良さや選び方を紹介しています。

スポットクーラー以外にも、暑さ対策グッズや涼しく暮らすアイデアを調べています。
「夏がちょっとでもラクになるように」そんな思いで記事を書いています。

🧊 ・ 🧊 ・ 🧊

目次

スポットクーラーと窓用エアコン、どんな冷房機器?

スポットクーラーと窓用エアコンの違いを比較

スポットクーラーと窓用エアコンは、どちらも工事不要で設置できる冷房機器です。
壁掛けエアコンが付けられない部屋や、工事なしで使いたい人に人気があります。

見た目は大きく違いますが、どちらも冷媒式で、しっかり冷える本格派。
ただし、使い勝手や設置の条件には、それぞれ違いがあります。

「特徴の違い」を一覧で比較

スポットクーラーと窓用エアコン。
それぞれ簡単に説明すると、こんな感じです。

スポットクーラーとは。

床に置いて使う冷房機器
壁掛けエアコンと同じ仕組みで空気を冷やし、しっかり冷たい風を出してくれます。
部屋全体を冷やすエアコンとは違い、自分の周囲だけを効率よく冷やしたいときに便利
排熱ダクトを通じて熱を外に逃がすため、窓やドアの近くで使うのがおすすめです。

窓用エアコンとは。

窓に取り付けて使うタイプの冷房機器
ウィンドクーラー、ウィンドエアコン、窓型エアコンとも呼ばれています。
壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸住宅や室外機が置けない部屋でも人気。
本体は、窓に取り付けて、背面が外に出る形で使います
背面から排熱しながら部屋を冷やす仕組み。
8畳程までの部屋全体を冷やすことができます

それぞれの特徴の比較は、以下です。
各項目名をクリックすると、詳しい説明に移動します。

項目スポットクーラー窓用エアコン
設置方法床に置いて使用。
排熱用ダクトを窓などに設置
窓枠を取り付け、そこに固定
冷房範囲部分的
風が当たる周辺
部屋全体
(8畳位まで冷やせるものが多い)
音の大きさ約50〜60dB
(機種と風量による)
約47〜55dB
(窓枠の共振注意)
電気代の目安月3,000〜5,000円ほど(機種と電気会社による)月3,000円前後(機種と電気会社による)
本体価格帯約3〜7万円約4〜8万円
冬はどうする?窓パネルは外して保管そのまま設置もあり(寒冷地以外)
メンテナンスフィルター掃除や内部チェック必要(カビ注意)フィルター掃除や内部乾燥が必要(カビ注意)
移動のしやすさキャスター付きである程度移動可固定(動かせない)
排熱処理排熱ダクトで外へ逃がす背面から屋外へ直接排出
排水処理多くはノンドレン式。
まれに手動排水あり
多くはノンドレン式
設置できる場所窓や換気口の近く。
または屋外
窓が必要

それぞれの見た目は、こんな感じ。
製品によって、冷風が出る場所など細かいところは違います。

スポットクーラー

画像リンク先:楽天市場

🧊 スポットクーラーについて、こちらでも説明しています。
▶️ スポットクーラーって何?エアコンとの違い・使い方・向いている人まで詳しく紹介

次は、それぞれの項目を詳しく解説します。

設置方法の違い:窓枠や排熱ダクトが必要

スポットクーラーも窓用エアコンも、設置工事は不要
だけど使う前に、それぞれ準備が必要です。

スポットクーラー窓用エアコン
・設置工事は不要
・排熱ダクトの設置が大切
・窓に排熱ダクト用のパネルを設置
・設置工事は不要
・取り付け枠で窓に固定
・窓の形によっては、補助金具が必要
・取り付けられない窓もある

画像:楽天市場

画像:楽天市場

スポットクーラーは、床に置いて使うタイプ。

本体は床に置くだけですが、排熱用のダクトで外に排気させる必要があります

その排熱用ダクトを窓に固定するのが窓用パネルです。
このパネルがちゃんと設置できるかどうか、あらかじめ窓のサイズや形のチェックが必要。
あわせて確認しておきたいのが、排熱ダクトの長さ。
スポットクーラーを置く予定の場所から、窓までの距離に届くかどうかも大事なポイントです。

わが家の場合、設置予定の窓に転落防止用のポールがあり、それが邪魔して排熱ダクトがつけられない事態に!
なんとかポールを外し、無事にダクトを設置できました。
詳しくは、こちらの記事で写真付きで解説しています。

窓用エアコンは、専用の取り付け枠を使って窓のサッシに固定する仕組み

取り付け枠は、設置後も取り外すことは可能。
でも、取り付け直す作業は、面倒ですよね。

だからあらかじめ、
取り付けたい窓のサイズや形が対応しているかどうか
しっかり確認しておくことが大切。
テラスなどの大きな窓も、延長窓枠を使えば取り付け可能な場合もあります。

それぞれ、商品ページの紹介や、メーカーサイトの説明書などで確認できます。

本体の重さは20キロほどあるので、力のない人は複数人で作業してくださいね。

冷え方の違い:部屋全体か?スポット冷却か?

部屋全体を冷やしたい人は、窓用エアコンがおすすめ。
冷風を浴びて涼みたい人は、スポットクーラーがぴったりです。

スポットクーラー窓用エアコン
・部分的に冷やせる
・自分のいる場所だけ冷やしたい人向き
・部屋全体を冷やしたい人向き
・8畳くらいまでの部屋が冷やせるタイプが多い

スポットクーラーは、部分的に冷やすのが得意

こちらも壁掛けエアコンと同じ「冷媒式」の仕組み。
しっかり冷たい風をだしてくれます。
基本的には、その風を直接浴びて、体を冷やすものです。

サーキュレーターや扇風機を一緒に使えば、冷風が当たる場所だけでなく、もう少し広い範囲まで冷やせます。

作業中のデスク周り、キッチン、脱衣所など。
「自分がいる場所だけ」をピンポイントで涼しくしたい人にぴったり。

窓用エアコンは、8畳程までの部屋全体を冷やせます(冷房範囲は機種による)

仕組みは、壁掛けエアコンと同じ「冷媒式」。
しっかり冷たい風を出してくれます。

部屋の断熱性や機種によって多少の差はありますが、扇風機やサーキュレーターを併用すると、効率的に部屋全体の温度を下げることができます。

音の違い:稼働音の大きさは?

スポットクーラーと窓用エアコンは、どちらも壁掛けエアコンと同じ仕組みの冷媒式の冷房機器

一般的な壁掛けエアコンは、室内機と室外機に分かれています。
でも、スポットクーラーと窓用エアコンは、冷風を出す室内機と排熱をする室外機の機能を、本体1つにまとめた構造になっています。

そのため、どちらも稼働中の音は大きめです

スポットクーラー窓用エアコン
・約55〜60dBくらいの音
・風量によって大きさは変わる
・40dBくらいの低騒音モデルあり
・窓に振動が伝わることあり

ただ、どちらの冷房も、機種や使う風量(強風や弱風)によって音の大きさは違ってきます。

スポットクーラーは、約55〜60dBくらいの音が出る機種が多いです。
だから、寝室や静かな空間で使うと気になるという声も。

わが家でも、冷風モードで使うと「ゴーーーッ」と音が出て、いつもの音量ではテレビの音が聞こえません。

窓用エアコンは、スポットクーラーよりも音が小さいものもあり。
低騒音モデルでは、40dBくらいのものもあります(リンクは楽天市場)
(40dB:図書館の中くらい)

ただ窓用エアコンは、設置した窓に振動がつたわり「ガタガタ」と音が響くケースもあります。

夜間に使いたい、静かなものが希望な場合は、音の小さい機種を選んだり、音対策が必要です。

電気代・コストの違い:初期費用と月の電気代は?

スポットクーラーと窓用エアコン。
どちらも、一般的な壁掛けエアコンと比べると電気代は高めです。

初期費用は、どちらも一般的な壁掛けエアコンより安め
3〜8万円台が主流です。

スポットクーラー窓用エアコン
・月々4,000〜5,000円くらい
・本体価格は、3〜7万円ほど
・月々3,000円くらい
・本体価格は4〜8万円ほど

スポットクーラーは、冷却能力が高いぶん電力消費もやや高め

たとえば、「ナカトミ MAC-3026(50Hz)」の場合、消費電力 880W。
1日5時間使用すれば、1ヶ月(30日)の電気代は

・北海道:約4,667円
・東京:約3,933円
(下記の電気代で計算)

窓用エアコンは、スポットクーラーに比べると少し低め

たとえば、「コイズミ KAW16252(50Hz)」の場合、消費電力:580W。
1日5時間使用すれば、1ヶ月(30日)の電気代は

・北海道:約3,065円
・東京:約2,590円
(下記の電気代で計算)

電気代は、高く感じるかもしれません。

でも、スポットクーラーはピンポイントで冷やせるため、
・暑くなったら冷房ON
・涼しくなったら送風や停止

に切り替えるなど、使い方次第で節電も可能です。

スポットクーラーも窓用エアコンも、対応する広さやモデルによって消費電力が違います
購入するときは、冷房機器の「消費電力」とお住まいの地域の電気料金をチェックしてみてください。

⚡️ 電気料金以下の単価で計算しました
北海道電力:最初の120kWhまで 1kWh 35円35銭
東京電力:最初の120kWhまで 1kWh 29円80銭

冬の使い方:窓用エアコンもスポットクーラーも、そのままでいい?

冷房専用の窓用エアコンやスポットクーラーは、夏には大活躍。
では、寒い季節は、そのまま放置してもいいの?

じつは、少し注意が必要です。

スポットクーラー窓用エアコン
・窓パネルは、とりはずして収納がおすすめ・寒い地域は、取り外して収納がおすすめ

スポットクーラーは、キャスター付きが多く本体の移動がしやすいです。
部屋のすみや物置などに収納する時も、移動がラクです。

窓に設置した窓パネル(排熱ダクトの固定用)は、取り外すのがおすすめ。
設置したままにしておくと、外から冷気が入り込みやすいです。

特に北海道など寒い地域は、取り外したほうがいいです!
せっかくの二重サッシの防寒効果が損なわれてしまいます。

窓用エアコンは窓に固定して使うため、冬の間もつけっぱなしという人が多いです。
でも、冷気が入り込む原因になったり、結露によるカビの発生につながることも。

窓パネルのすき間に断熱材を入れたり、カバーを使うなどの対策がおすすめです。

こちらも、北海道などの寒い地域は、取り外した方がいいです
窓用エアコンをつけたままでも、外の窓は閉めることができますが、二重サッシの内側の窓は閉められません。
防寒効果が損なわれるので、特別な事情がない限り冬は窓用エアコンをとりはずして、窓をしっかり閉めるのがおすすめです。

カビのリスク:メンテナンスのしやすさは?

スポットクーラーも窓用エアコンも、メンテナンスをおこたると、内部にカビが発生することがあります。
機種によって、内部を乾かしてくれる機能付きもあります。(リンクは楽天市場)

スポットクーラー窓用エアコン
・定期的なフィルター掃除と乾燥が大切
・置き型なので、掃除などがしやすい
・定期的なフィルター掃除と乾燥が大切
・内部乾燥機能があると便利

スポットクーラーや窓用エアコンについて調べていると
窓用エアコンがカビだらけに」「クーラーの吹き出し口にカビが
という口コミなどを見かけたことがあると思います。

どちらの機器も、空気を冷やす時に結露が発生します。
そのため、内部が湿気やすく、放置するとカビが発生しやすいです。

カビを防ぐには、スポットクーラーも窓用エアコンも、定期的なフィルター掃除と内部の乾燥が重要。

特に窓用エアコンは、使用後にすぐ電源を切らず、送風モードを使って乾かすのがポイント。
「内部乾燥機能」のある機種は、乾燥させる手間も減ります。

移動のしやすさ:使う場所を変えられる?

1台のクーラーを別の部屋でも使いたい。
そんなときは、スポットクーラーがおすすめです。

スポットクーラー窓用エアコン
・キャスター付きが多く、移動も比較的簡単。
・別の部屋で使うことも可能(条件あり)
・別の部屋で使えないこともないが、現実的ではない

スポットクーラーは、キャスター付きのものが多いです。
本体の重さは20キロくらいありますが、スムーズに移動しやすいです。

日中はリビングで使い、夜は寝室に移動して使う、という使い方も可能。

ただし、室内で移動させる場合は、排熱ダクトが届く範囲内
別の部屋で使う場合は、使う部屋ごとに排熱ダクト用の窓パネルの設置が必要です。

窓用エアコンは、設置すると基本的に動かせません。
窓枠に固定して使うものなので、設置後に別の部屋に移すには取り外しと再設置が必要。
不可能ではないですが、重さもあるため、とても大変です。

1台の冷房機器を複数の部屋で使いたい
という場合は、スポットクーラーの方が向いています。

排熱の違い:冷房中に出る熱はどう逃がす?

スポットクーラーも窓用エアコンも、空気を冷やすときに「熱」が発生します。
その熱を、室外に排気する必要があります。

スポットクーラー窓用エアコン
・排熱ダクトで外へ逃がす・背面から屋外へ直接排出

スポットクーラーは、本体から伸びた排熱ダクトで熱を外に逃がします。
室外に排熱できないと熱が室内にこもってしまい、冷房しているのに室温が上がってしまうこともあります。
排熱用のダクト自体が熱を持つときは、断熱材を巻くなどの対処が必要です。

窓用エアコンは、背面が屋外に出ていて、そこから直接熱を外に放出します。
排熱のために特別なことをしなくても、本体を設置するだけで排熱ができます。

水の処理方法:排水は必要?

スポットクーラーも窓用エアコンも、「冷媒式」の冷房機器です。
冷媒式は、空気を冷やすときに空気中の水分が結露し「ドレン水」が発生します

スポットクーラー窓用エアコン
・多くはノンドレン式
・湿度が高いときは、手動排水の場合あり
・多くはノンドレン式
・湿度が高いときは、手動排水の場合あり

スポットクーラーも窓用エアコンも、水を内部で蒸発させて外に排気する「ノンドレン式」のタイプが主流。
このタイプなら、冷房使用中にタンクの中の水を捨てる必要がなく、排水の手間がありません。

ただし、湿度の高い日や長時間運転時には、蒸発が追いつかず水がたまることも

ジメジメした日が続く日本の夏。
もしも蒸発が間に合わなかった場合、排水の方法は機種によって違います。

・水はタンクにたまるタイプか?
・ホースから出てくるのか?

購入前に確認しておくと、「水が漏れてきた!💦」なんてトラブルも防げます

設置できる場所の違い:どこに置ける?

スポットクーラーも窓用エアコンも、使うときには熱の排気が必要です。

スポットクーラー窓用エアコン
・窓、または排気口が必要
・屋外でも使える
・窓が必要

スポットクーラーは、設置場所の自由度が高いのが特徴。
冷風を体に直接あてて涼しくするのが得意なので、屋外で使えるモデルもあります。

ただし、室内で使うときは、排熱用ダクトを使って熱を外に逃がす必要があります
そのため、排熱ダクトが届く場所(窓やドアなどの近く)に設置するのが基本

窓用エアコンは、その名の通り「窓」に取り付けて使う冷房機器。

設置できるのは、横にスライドする一般的な「引き違い窓」が基本。
FIX窓や内開き窓、その他の特殊な形の窓には設置できない場合があります。
購入前には、「取り付け予定の窓の形」が対応しているか確認するのが大切です。

スポットクーラーと窓用エアコン、メリット・デメリットまとめ

スポットクーラーと窓用エアコン

スポットクーラー画像:楽天市場より|窓用エアコン画像:楽天市場より

ここでは、スポットクーラーと窓用エアコン、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

項目スポットクーラー窓用エアコン
メリット・工事不要で取り付けやすい
・キャスター付きで移動しやすい
・複数の部屋で使える
・設置場所の自由度が高い
・工事不要で取り付けやすい
・部屋全体を冷やせる
・場所を取らない
デメリット・排熱ダクトの設置が必要
・排気処理をミスすると室温が上がることも
・冷える範囲が狭い
・重くて気軽に移動はできない
・対応しない窓もある

スポットクーラーは、キャスター付きで移動もしやすく、別の部屋で使うこともできます。
ただし、使う部屋ごとに排熱ダクトを固定する窓用パネルの設置が必要

窓用エアコンは重さがあるので、簡単に移動させることは難しいです。
でも、そもそも設置場所を固定して使いたい人にとっては、デメリットにはなりません。

使う場所や目的によって、メリット・デメリットの感じ方は人それぞれ。
「自分の使い方に合っているのはどっちか?」
チェックしてみてください。

🧊 こちらでも、紹介しています。
スポットクーラーのメリットとデメリットを比較|買う前に知っておきたい注意点も!

📚 目次に戻る

次は、「あなたに合うのはどっちか?」
ポイントごとに、比較してみてください。

スポットクーラーと窓用エアコン。あなたに合うのはどっち?

あなたが冷房機器に求めるのは、どんなことですか?
どんな風に使いたいですか?

あなたが使ってみたい冷房機器はどっちなのか、下の表でチェックしてみてくださいね。

条件・使い方スポットクーラー窓用エアコン
部屋全体をしっかり冷やしたい冷房範囲が狭いため難しい。
サーキュレーター併用で冷風を広げられる
部屋全体を冷やせる。
冷房力は高め
自分の周囲だけを涼しくしたい部分的に冷やすのが得意。
周辺も涼しくできる
部分的冷却は向かない
(部屋全体を冷やすため)
夜も静かに使いたい稼働音は大きめ。
風量によって若干小さくなる
音が小さめなモデルあり。
場所によっては振動音もあり
排熱処理を工夫せずに使いたい排熱ダクトの設置が必要。
ダクトの断熱が必要な場合あり
背面から自動で排熱されるので、工夫は必要なし
排水処理をしたくない(ノンドレン希望) ノンドレン式あり。
 湿度によっては排水処理が必要なことも
設置後に他の部屋に移動させたいキャスター付きが多い。
部屋間の移動も可能
本体が重いため、設置後の移動は基本的に難しい
窓がない部屋で使いたい条件により使用可能。
ドアなどから排気できる場合も
窓がない場所では使えない
(窓に取り付ける前提のため)
取り外しや再設置を簡単にしたい窓用パネルが軽量で、設置や取り外しが比較的簡単本体重量が約20kgあるため、持ち上げや設置には注意が必要
夏しか使わないため、収納したい窓パネルの取り外しも比較的簡単。本体も移動・保管しやすい横向きNGのものもあるので、収納時は注意が必要
部屋が狭く、設置場所が限られているスペースに注意
(本体サイズはやや大きめ)
窓に設置するため、部屋を圧迫しにくい
手間をかけずにすぐ使いたい排熱ダクトと窓パネルの固定が必要設置用の窓枠などの取り付けが必要

🌬 スポットクーラーがぴったりな人・シーンは?

あなたの使い方と👇こちらが合っているなら、スポットクーラーがおすすめです。

  • 自分のいる場所だけをピンポイントで冷やしたい
  • 室外機を置けない賃貸やマンションで使いたい
  • 壁に穴を開けたり、工事をせずに冷房を使いたい
  • 別の部屋でも使いたい、または設置場所を頻繁に変えたい
  • 窓がない部屋で使いたい
  • 引っ越しの予定がある(設置や撤去が簡単なものが希望)
  • 初期費用をできるだけおさえたい
  • 倉庫やガレージなど、半室内でも使いたい
  • キャンプや車中泊など、アウトドアでも使いたい

🧊 窓用エアコンがぴったりな人・シーンは?

あなたが探しているのが👇こんな冷房機器なら、窓用エアコンがおすすめです。

  • 8畳くらいまでの部屋全体の気温を下げたい
  • 長時間の使用が多く、電気代の安いものが欲しい
  • 室外機を置けない賃貸やマンションで使いたい
  • 壁に穴を開けたり、工事をせずに冷房を使いたい
  • 床にものを置きたくない
  • 設置した場所で固定して使う予定(移動の必要がない)
短い水滴の飾り線

\冷風を浴びたい!あなたへ/

\床を占領しないクーラーならこっち/

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窓用エアコンとスポットクーラー、失敗しないためのポイント

スポットクーラーと窓用エアコン、それぞれの違いや特徴をみてきました。
あなたの使い方に合う冷房は見つかりましたか?

ここでは、購入前に必ずチェックしておきたい注意点をチェックします。

購入後、実際に使い始めてから、

・思ってたのと違った…
・設置できなかった…

という失敗や、後悔をしないために。

選ぶ前に、「ここのチェックは必須!」な重要ポイントをみてくださいね!

【窓用エアコン】取り付け可能な窓かを必ず確認しよう

窓用エアコンは「窓枠に固定して使う」ことが前提の冷房機器です。

そのため、窓の形によっては取り付けられない場合があります
一般的な引き違い窓には対応していますが、FIX窓(はめ殺し窓)や内開き窓、縦すべり出し窓などは非対応のことが多いです。

また、窓の幅や高さにも制限があるため、製品の対応サイズと、お住まいの窓サイズのチェックが必要。

「買ったのに取り付けられなかった…」
とならないように、気をつけてくださいね!

【スポットクーラー】冷やせるのは「風が届く範囲」だけ

スポットクーラーは、部分的に冷風をあてるのが得意な冷房機器。
そのため、部屋全体の空気を冷やすのには向いていません。

冷風が届かない場所の空気は冷えにくいので、
冷房をつけているのに、全然冷えない!
と感じることも。

サーキュレーターや扇風機を併用すれば、冷風が部屋の中に行き渡りやすくなります。
でも、やっぱり部屋全体の気温を下げるのは難しいです。

「部屋全体を冷やしたい」人には、窓用エアコンの方がおすすめです。

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スポットクーラーと窓用エアコンの気になるところ 9つ

スポットクーラーと窓用エアコンの、

こんな時はどうなの?

という、気になるところをまとめました。

1)窓は閉められる?施錠はできる?

スポットクーラー
窓用パネルを設置しているので、窓は閉められません
なので防犯のため、固定金具や補助錠、窓用センサーを使うと安心です。

窓用エアコン
使用中は、窓は閉められません。
閉めてしまうと、場合によって熱で窓ガラスが割れることがあります。

使用していない時は、基本的に窓は閉められます
(機種や本体の取り付け位置にもよる)

2)二重サッシでも取り付けられる?

スポットクーラーの窓用パネルは、取り付け可能なことが多いです。
ただし、高さや幅などの確認は忘れずに。

窓用エアコンは、製品によって違います。
専用のアタッチメントが必要な場合もあるので、購入前に商品説明しっかりチェックしよう!

※二重サッシとは、外窓と内窓がセットになっている構造の窓。寒い地域でよく使われる。

3)ノンドレン式って、デメリットはある?

ノンドレン式のデメリットは、湿度の高い時の排水と、ニオイとカビ

排水:通常は、排水処理の必要ないノンドレン式。
でも湿度が高いときには、手動排水が必要になることもあります。
それをうっかり忘れていると、クーラーの周りに水が漏れる場合も。

ニオイとカビ:ノンドレン式は、発生したドレン水を蒸発、排気するときに温かい空気がでるため、カビが発生することがあります。

どちらも、定期的にチェックをしたりメンテナンスをしていれば問題ないです。

4)「スポットクーラーは意味ない」って本当?

使う目的と、環境によって
すごく冷えて快適!になることもあれば
全然冷えない、使えない、と感じることもあります。

部分的に冷やすのが得意な冷房機器なので、以下のようなときにおすすめです。

・壁掛けエアコンや窓用エアコンが使えない環境
・冷たい風をあびて体を冷やす使い方

部屋全体を冷やす目的で使うと、場合によって「意味がない」となる可能性があります。

5)スポットクーラーは、音がうるさい?

冷風運転中の音は大きいです。
壁掛けエアコンの室外機が家の中にあるくらいの音です。

冷風の風量を小さくすると、音も少し小さくなります。
置く場所によっては、テレビの音が聞こえない場合もあります。

6)窓用エアコンが「カビだらけ」になるって本当?

湿気や温度、ほこりがあると、カビが生えやすくなります。
定期的に掃除とチェックなど、メンテナンスをしていれば大丈夫。

もしもカビが発生した時は、使っている製品の説明書に書いてある対処をしてください。
製品によっては、使えない洗剤などがあるので気をつけて。

<参考> コロナ公式サイト「ウィンドエアコンのお手入れ方法」メンテナンス
https://www.corona.co.jp/support/productsupport/window.html

7)ノンドレン方式は、本当に水が出ないの?

基本的には、ドレン水はでません。

でも、湿度が高い状態が続くと、ドレン水の処理が追いつかず、水が出てくることがあります。
その場合は、手動で排水したり、水受けなどを用意する必要があります。
湿度が高い日が続いたり、長時間使った時は、水が溜まっていないかチェックをすると安心です。

8)賃貸住宅でも使えるのはどっち?

どちらも基本的に、工事が不要なので賃貸住宅でも使えます。

ただし、窓の形や強度によっては、窓用エアコンの取り付けができないことがあります。
商品説明で、設置可能な窓のサイズや形のチェックが必要です。

9)冷風扇との違いは?どっちが涼しい?

しっかり冷たい風を出してくれるのは、スポットクーラーと窓用エアコンです。

冷風扇は、タンクに入れた水が蒸発する時の気化熱を利用して、涼しい風を出すもの。
湿度の高い日に使うと、さらに湿度を上げてしまいます。

冷風扇は、窓を開けられる湿度の低い日には、涼しくて効果的です。

🧊 冷風扇については、こちらでも説明しています。

冷風機・冷風扇・スポットクーラーの違いを解説!仕組みと選び方もわかりやすく説明

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『どうしても迷う!』どれにしようか決められないあなたへ

ここまで、スポットクーラーと窓用エアコンの比較や特徴を見てみたけど、

・まだ迷っている
・特徴はわかったけど、いまいち決めきれない
・結局どっちが自分に合うのか、自信がない

そんな風に感じているあなたへ。

冷房機器は、安い買い物ではないし、失敗するのは嫌だし。
やっぱり迷ってしますよね。

🧭 もしも「急いでいるわけではない」のなら

もしもあなたが、

冷房はあった方がいいけど。
・・・うーん決め手がない

と思っている場合は、いまは買わずに様子を見るのもひとつの手かも

暑くなって、具体的に
「こういうものが欲しい」
という希望が出てから買った方が、失敗が少ないです。

📝 もしも「今年は絶対に冷房が必要!」なら?

もしもあなたが

今年は絶対に冷房が欲しい!
でも決められない・・・

と思っているなら、
「こういう冷房は絶対にイヤ!」という条件を考えてみて!

たとえばこんな風に、自分に合うもののヒントがわかるかも。

・部屋全体を冷やしてくれないと嫌だ→ 壁掛け or 窓用エアコンがおすすめ
・床に置くスペースがない→ 窓用エアコンがおすすめ
・1人で設置するから、重いものは持てない→ スポットクーラーがおすすめ

私は、どれを選ぼうか迷う時は、欲しい機能などを紙に書いてみます
不思議なのですが、スマホやPCでメモをするより、実際に紙に書いて眺める方が、頭が整理できるんです。

もしもすごく迷っている方がいたら、試してみてね。

暑い日でも快適に過ごせる、便利な冷房機器。
この記事で紹介した、チェックポイントや比較表が、
あなたに「ぴったりな冷房機器」を見つけるヒントになりますように!

短い水滴の飾り線

\冷風を浴びたい!あなたへ/

\床を占領しないクーラーならこっち/

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