スポットクーラーのメリットとデメリットを比較|買う前に知っておきたい注意点も!

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポットクーラーのメリットとデメリットを紹介

エアコンが設置できない部屋でも使える」と話題のスポットクーラー

便利そうだけど

❓ 本当に涼しくなるの?
❓ 音がうるさいんじゃない?

そんな風に、疑問に思っている人も多いはず。

この記事では、実際に使ってわかったリアルなメリット・デメリットの両方を解説します。

さらに「どんな人に向いているのか」もあわせて解説。
買うかどうか迷っている人、参考にしてください。

目次

スポットクーラーの便利な【メリット】 7つ

スポットクーラーを実際に使ってみたら、思った以上に涼しくてビックリ。
わが家では、想像より広い範囲を冷やしてくれて、大満足でした。

ここでは、そんなスポットクーラーのメリットを紹介。
使って感じた「これはいい!」というポイントを、わかりやすくまとめました。

スポットクーラーのメリットデメリット 

💠 スポットクーラーのメリット7つ

1.工事不要で設置がラク
2.必要な場所だけ冷やせる
3.移動が簡単で使い回せる
4.ノンドレン式なら排水不要で手軽
5.冷房以外の機能も(除湿・暖房機能)
6.除湿機としても使える
7.届いたその日から使える

1.工事不要で設置がラク

スポットクーラー最大の強みは、設置工事がいらない」こと

電源さえあれば、すぐに使えます
そのため、エアコンが設置できない賃貸や古い家でもOK。

重たい室外機を運んだり、壁に穴を開けたりも必要もなし。
(窓用パネル※1の取り付けは必要)

工事がいらないので、導入のハードルがグッと下がるのが嬉しいポイントです。

ちなみに、わが家でも窓パネルは説明書を見ながら取り付けできました
ネジで固定する部分があるので、ドライバーがあればOK。

※1 窓用パネルとは、クーラーの熱を逃す「排熱ダクト」を窓に固定するためのもの。

2.必要な場所だけ冷やせる

スポットクーラーは部分冷却」が得意です

エアコンのように、部屋全体を冷やすことはできません。
でも、必要な場所をピンポイントで冷やせるので、ムダなく効率的。

たとえば、キッチン、作業部屋、洗面所。
リビングで、自分がいつも過ごしているエリアだけ、など。
ここだけちょっと涼しくしたい」という時に、バッチリ活躍してくれます。

暑い日に、冷風を浴びれるのは、本当に気持ちいい!
ぐったりする暑さから、解放されました。

わが家の場合は、思ったより広い範囲が冷やせました
湿度があまり高くなかったからかも?
嬉しい誤算でした。

3.移動が簡単で使い回せる

スポットクーラーは、キャスター付きモデルが多め。
だから、部屋の移動もスムーズです。
重さ20キロある本体でも、コロコロ押して動かせるので問題なし。

👇 画像は楽天市場のリンク

たとえば、昼間はリビング、夜は寝室へ。
1台を、使い回せるのが便利です
(部屋ごとに窓パネルの取り付けは必要)

部屋ごとに冷房機器を買い足さなくても済むなら、コスト面でもありがたい。
引越しや模様替えが多い人には、特に便利です。

さらに、本体の向きを変えるのもラク
冷風を好きな方向に向けられるから、自分のいる場所をピンポイントで涼しくできます。

例えば、ソファからダイニングテーブルに移動しても、ちゃんと冷風がついてきてくれる感覚です。

4.ノンドレン式なら排水不要で手軽

冷房や除湿で出る水(ドレン水)をタンクに溜めず、内部で蒸発させる。
そんな「ノンドレン式」のスポットクーラーなら、排水の手間がほとんどありません

長時間使っても、水を捨てる必要なし。
だから、メンテナンスもとてもラクです。

ただし、高湿度の時は手動で排水が必要になることもあります

ちなみに、2024年のわが家の場合。
湿度がそこまで高くなかったため、手動排水する手間は1度もありませんでした

5.冷房以外の機能も(除湿・暖房機能)

冷房だけじゃなく、「除湿」や「暖房」機能が付いたモデルもあります。

梅雨時期のジメジメ対策や、暑い季節の湿気対策にもピッタリ
1台で1年中使えるから、スペースもコストもグッと節約できます。

👇画像は楽天市場のリンク

ただし、暖房機能はあくまで「補助」。
真冬や寒い地域では、物足りなく感じるかもしれません。

6.除湿機としても使える

上でも少し触れましたが、スポットクーラーは除湿機としても活躍します。
暑い夏、湿気が気になるときは、除湿機能が効果的。

専用の除湿機をわざわざ買わなくても済むなら、スペースやコストの節約になりますね。

ただし、除湿した水がタンクにたまる場合もあるので、事前にチェックを!

※「ノンドレン機能」(手動排水必要なし)付きでも、湿度が高すぎると手動で排水が必要になることがあります。

7.届いたその日から使える

設置工事がいらないので、届いたその日からすぐに使えるのも魅力です。

排熱用の窓パネルは、自分で取り付けOK。
わが家でも、説明書を見ながら自分でセットできました。

排熱ダクトを窓から出せば、すぐに冷風を浴びられます。

暑い日々とは、その日でさよなら!

スポットクーラーの気になる【デメリット】 7つ

しっかり冷やしてくれるスポットクーラー。
ですが、不便に感じたり、気になる点もあります

使う環境や、使い方のスタイルによって、思ったほどの効果が出ないことも。

ここでは、そんなスポットクーラーのデメリットを7つ紹介します。

スポットクーラーのメリットデメリット 

💠 スポットクーラーのデメリット 7つ

1.排熱ダクトの設置が必要
2.冷房能力はエアコンより弱い
3.暑すぎる環境では、冷えないことがある
4.稼働音が音がうるさい
5.コンパクトに見えて、意外と大きい
6.ノンドレン方式でも排水が必要になることも
7.電気代が高くなりがち

1.排熱ダクトの設置が必要

スポットクーラーは、冷風と同時に熱風も出す仕組み。
そのため、排熱ダクトを使って、熱を室外に逃がす必要があります

ただ、この排熱ダクトが意外とクセ者。
設置場所によっては、動線や家具の邪魔になることがあるので注意が必要です。

さらに、外に熱を逃がせる窓やドアが近くにあることが前提。
ダクトの長さや取り回しによっては、置ける場所が限られることもあります。

排熱がうまくできないと、せっかくの冷風も効果がダウン。
逆に、部屋に熱がこもってしまう…、そんな本末転倒な事態も!

多くの機種には窓パネルが付属していますが、窓のサイズや形によっては、ひと工夫が必要なことも。

💎 購入前にチェックしておきたいポイント

📝 設置したい場所の近くに窓やドアがあるか
📝 ダクトの長さが届くか
📝 付属の窓パネルが自宅の窓に合うか
📝 窓についている転落防止ポールが邪魔にならないか

2.冷房能力はエアコンより弱い

部屋全体をしっかり冷やしたいなら、壁掛けエアコンの方がおすすめです。

スポットクーラーは、あくまで「部分冷却」用
広い部屋で使うと、冷気が行き届かず、思ったほど涼しく感じないこともあります。

サーキュレーターや扇風機を併用すれば、涼しい範囲を広げることは可能。
でも、部屋全体をしっかり冷やせるほどではありません。

広い部屋を冷やしたい場合は、スポットクーラーでは力不足になる可能性が高いです。

3.暑すぎる環境では、冷えないことがある

外気温が、35℃を超えるような猛暑日。
室内もかなり暑いと、スポットクーラーが思ったほど冷えないことがあります。

直射日光が差し込んで熱くなっている部屋

ネット上では、こんな声も。

・部屋が熱こもりすぎて冷風がぬるい
・30分回しても体感温度が下がらなかった

それを避けるには、いくつかの対策が必要です。

💎 部屋が冷えない時の対策

📝 排熱ダクトを断熱材で巻く
📝 窓パネルの隙間をふさぐ
📝 カーテンなどで日差しを遮る
📝 部屋の広さや環境に合ったモデルを選ぶ

特に真夏にフル活用したい人は、排熱対策が重要になります。

4.稼働音が音がうるさい

スポットクーラーは、稼働音が大きめです。

その理由は、空気を冷やすためのコンプレッサー(エアコンの室外機と同じ働き)が本体に内蔵されているから。
つまり、エアコンの室外機が部屋の中にあるような状態です。

冷却能力が高いモデルほど、音が大きくなる傾向があります。

静かな環境が好きな人にとっては、ここが最大のデメリット。
特に、寝る時は音が気になりやすいです。

静音性を重視するなら、「稼働時の音(dB)」のチェックして選ぶのがポイントです。

5.コンパクトに見えて、意外と大きい

スポットクーラーは、意外と場所をとります。

写真ではコンパクトに見えても、実物を部屋に置くとけっこう大きく感じることも
さらに、排熱ダクトの長さや取り回しまで考えると、思った以上にスペースが必要です。

設置前に、サイズをしっかりサイズを測っておくのがおすすめ
置き場所の確認とイメージをしておくと、届いた時に慌てることがないです。

6.ノンドレン方式でも排水が必要になることも

「ノンドレン方式」のスポットクーラーは、冷房中に出る水(ドレン水)を自動で蒸発させる仕組み。
そのため、普通は排水の手間がいりません

👇画像は楽天市場のリンク

ただし、室温や湿度が極端に高いと、蒸発が追いつかずタンクに水がたまることも。

「ノンドレンだから手間なし」と思っていたのに、まさかの排水作業…。
湿度が高い時期や地域では、そんなケースもあります。

「ノンドレン機能」の詳しい説明は、こちらの記事にまとめています。
✍️【ノンドレン機能】手間いらずのおすすめポイント!
(記事:スポットクーラー|ナカトミMAC-3026の機能と特徴を解説。MAC-25Nと比較も)

7.電気代が高くなりがち

スポットクーラーは、消費電力が高めになる傾向があります
その理由は、壁掛けエアコンに比べ冷房効率が低く、稼働時間が長くなりがちだから。

特に、風量や冷房出力を調整できないモデルは、注意が必要です。
必要以上に運転し続けて、無駄な電力を消費してしまうこともあります。

選ぶ時は、風量設定やタイマー機能の有無も大切なチェックポイントです。
あわせて、消費電力(W)のチェックもしておくと安心です。

『スポットクーラーが冷えない』と感じたら?対策まとめ

こちらは、「スポットクーラーを導入した後」のお話です。

「スポットクーラーを買ったのに、あんまり冷えない…」
そんなふうに感じたら、まずは次の点をチェックしてみてください。

🧊 排熱ダクトを断熱する
🧊 排熱ダクトがしっかり外に向いているかチェック
🧊 窓の隙間を埋めて、熱気の逆流を防ぐ
🧊 日差しを遮るカーテンを使う
🧊 サーキュレーターで冷気を回す
🧊 スポットクーラーからの冷気を直接浴びる

スポットクーラーは、部分的に冷やすのが得意な冷房機器。
壁掛けエアコンのように、部屋全体を冷やすものではありません。

使い方や環境を見直すだけで、体感温度は結構変わります。

レビューから見る「冷えない」理由とリアルな不満

「スポットクーラー」のレビューを見ると、「冷えない」といった不満の声も見られます。

満足している人がいる一方で、不満を感じている人もいるのはどうしてか?
その理由や、気になるポイントをチェックしてみました。

スポットクーラーのレビュー内容をチェック

評価が低いからといって、必ずしもダメな製品とは限りません。
使う人との相性や、期待値の違いが影響していることもあります。

低評価レビューを見ると、
「こういう人には合わないかも」
という判断材料として役立ちます。


逆に、
「これは自分は気にならなそう」
と思えたら、その点は不満に感じない可能性が高いですよね。

ここでは、そんな低評価レビューの内容をまとめました。
購入前のチェックポイントとして、参考にしてみてくださいね。

冷えない=環境に合ってないことが多い

冷えた部屋と暑い部屋

たとえば、こんな声があります。

・35℃を超えるような暑い部屋では冷風がぬるい
・部屋が熱こもりすぎて逆に暑い

この場合、原因として考えられるのは以下のような点。

🔹 排熱が室内に逆流している
🔹 窓パネルの隙間から外気が入っている
🔹 直射日光で、冷えるより暑くなる方が勝っている

つまり、「冷えにくくなる条件」で使っているケースがあるということ。

💡 解決策はこちら

🧊 カーテンで日差しを遮る
🧊 窓パネルの隙間を塞ぐ
🧊 排熱ダクトを断熱する

対策をしたのに冷えない場合は、部屋の広さとスポットクーラーの冷房能力が合っていない可能性も。

一つずつ環境を整えてみることで、
「思ったより冷えるじゃん」
と快適さがグッと上がるかも。

「部屋全体を冷やす」のには向かない

「部屋全体が涼しくならない」という感想もありました。

でもこれは、スポットクーラーが「部分冷却」を前提に作られているから。

洗面所や作業スペースなどの狭いエリアで使った方のレビューは、「思ったより冷えた」との声が見られました。

つまり、不満の理由は「使いたい場所」と「商品の想定された使い方」がうまく合わなかったからかもしれません。

スポットクーラーは、「部分的に冷やす目的」で使えは不満も出にくい家電。
使い方次第で、しっかり活躍してくれます。

低評価レビューは、大切な「判断基準」の情報源

「音がうるさい」「排水が面倒」「置き場所に困る」など、スポットクーラーには気になる点もあります。
でも、工夫次第で不満が解消されるケースもあります。

たとえば、

🔹 冷えない👉 排熱ダクトに断熱材を巻く
🔹 冷えない👉 窓パネルの隙間をテープで塞ぐ
🔹 うるさい👉 静音性にこだわったモデルを選ぶ

などの対策で「思ったより快適だった!」となる場合もあります。

一方で、対策しても解消できなかったケースも。
また、事前に情報を知っていても「それでも不満だった」という声もあります。

その原因としては、例えば、

🔸 商品のスペックが希望より低かった
🔸 初期不良や故障品だった
🔸 スポットクーラーでは太刀打ちできない猛暑だった

だからこそ、低評価レビューは
「自分にとって問題になりそうか?」
を見極めるための、大切な判断材料になります。

レビューを読むだけで避けられる”後悔”もあります
ぜひ購入前にチェックして、失敗のない買い物をしてくださいね。

向いている人・向いていない人の違いとは?

自分のいるところを冷やしてくれるスポットクーラーのイラスト

スポットクーラーは

🔹 部分的に涼しくしたい
🔹 涼しい空気を浴びたい

という人には向いています。

工事が必要ないので、賃貸などでエアコンを取り付けられない人にもピッタリ。

また、キッチンや作業部屋、洗面所など、限定された空間を冷やしたい人にもおすすめです。
「自分のいる場所だけ涼しくなればOK」という人にも向いています。

一方で、部屋全体を常に涼しく快適にしたい人や、静音性を求める人には不向きです。

💠 まとめるとこちら👇

スポットクーラーが向いているスポットクーラーは向いていない
・エアコンが設置できない部屋に住んでいる
・一時的に使いたい
・初期費用を抑えたい(設置工事費など)
・使いたい場所が「狭い」ところ
・部分的に冷やせればOK
・移動させて別の部屋でも使いたい
・アウトドアでも使いたい
・ペットの熱中症対策をしたい
・届いたその日に使いたい!
・部屋全体を冷やしたい
・音が大きいのは無理
・排熱ダクトを外に出せない環境
・床に置くタイプは苦手
・電気代を抑えたい

詳しく知りたい方は、別記事『スポットクーラーが向いている人・向いていない人』もチェックしてみてください。

他の冷却器具との比較も参考にしよう

スポットクーラーとよく比較されるのが、以下のような冷房機器です。

・扇風機
・冷風扇
・窓用エアコン

・壁掛けエアコン

それぞれの特徴を、ざっくりまとめるとこちら。

🌀 扇風機電気代が安く静か。
室温は下がらない。
💧 冷風扇加湿しながら、自然な風を送れる。
真夏はパワー不足に感じることも。
🪟 窓用エアコン部屋全体を冷やせる。
窓によっては設置できない。
🏠 壁掛けエアコン冷房能力は最強。
室外機や設置工事が必要。
🌪️ スポットクーラー必要な場所だけ冷やせる。
音は大きい。

どれが自分に合うかは、
どこを・どれだけ・どう冷やしたいか
で変わります。

壁掛けエアコンが設置できない場合でも、選択肢はいろいろ。
それぞれの特徴と、自分の環境や目的に合わせて選んでいきましょう。

【まとめ】後悔しない選び方のコツ

スポットクーラーには、便利で魅力的なメリットが たくさんあります。
でも、使う環境によっては、思わぬデメリットになることも。

選ぶときは、次のポイントをはっきりさせておくのがコツです。

🔹 どこで使いたいか
🔹 何を重視したいか(静音性?省エネ?)
🔹 どう使いたいか(全体を冷やしたいなど)

この記事で紹介した特性を参考にして、「自分に合った冷房機器」を見極めよう。

失敗せず、暑い夏も快適に過ごせる一台を選んでくださいね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次